地域を誇りに思い、魅力を発信していくことが地域の活性へとつながっていく。
「日本中がマチオモイ 2015」大阪展 クロージングイベント「地域メディアを語る」

ここ数年、地域発の本や雑誌、Webなどメディアが増えている。従来の観光ガイドブックが取りこぼしていた、その土地に住まう人の日々の暮らしをすくい上げて紡いでいく、町のにおいや人の魅力がにじみ出てくるような誌面づくり、新しいアクションをうながす記事は、地域メディアの新しい潮流を感じさせる。メビック扇町では「地域メディアを語る」と題して、地域に対して思いのあるメディアを制作、編集するクリエイターや企業、自治体関係者による、3時間にわたるトークセッションを開催。地域メディアのあり方やつくり方、地域の価値や魅力の伝え方などが熱く語られた。

スピーカー

藤本智士氏

有限会社りす「のんびり」(秋田県)

木村敦子氏

LLP まちの編集室「てくり」(岩手県)

前田展広氏

株式会社シーズクリエイト「naranara」(奈良県)

酒井俊哉氏

北九州市産業経済局観光にぎわい部「雲のうえ」(福岡県)

鈴木菜央氏

NPO法人グリーンズ「greenz.jp」(全国)

清水柾行氏

マチオモイ帖制作委員会(大阪府)

コーディネーター

山納洋氏

大阪ガス株式会社近畿圏部 / common cafeプロデューサー

地域の魅力を掘りおこし発信する、六者六様、それぞれのカタチ。

山納洋氏

町づくりに携わる人たちや、『マチオモイ帖』の出品者など、地域メディアへ関心を寄せる人たちが多くつめかけたトークセッション。メビック扇町の立ち上げにも携わった山納洋氏がコーディネーターを務め、前半は6人のプレゼンターが順次プレゼン、後半は質疑応答の形で進められた。今回のテーマとして、山納氏より以下の3つの問いが投げかけられた。

  1. 自身のメディアを誰に対して届けようとしているのか。
  2. このメディアをつくって発信することで何が起こったか。
  3. 地域メディアは地域の目で見てつくったほうがいいか、それとも他からの視線が必要か。
清水柾行氏

まずは『マチオモイ帖』制作委員会の清水柾行氏から。4年前の震災をきっかけに生まれた『マチオモイ帖』。回を重ねるごとに地域の人たちを巻き込みながら増え続け、今年1000帖に達した。生まれた町や大切な町を選んで、クリエイターの責任編集で一冊まるごとつくりあげるのが、ただひとつのルール。「一朝一夕で町おこしはできないけれども、マチオモイは誰でもできる」と清水氏。最初は何もないと思っていた町も制作過程で、自分を育んだものや大切なものと向き合うことになる。
「自分の中の価値を見つけて、気づくということが半分ぐらい『マチオモイ帖』の意義なのかも」。回を重ねて感じるのは、これが「置き換えられない、究極のひとりメディアである」ということ。「自分の心の中にしかない、価値観の尊さに気づき、その愛おしさや誇りを知る人が増えることで、世の中は少しだけ優しくなると思います」

藤本智士氏

「本や雑誌をつくるだけでなく、展覧会のプロデュースやものづくりに関わることもすべて含めて編集だと思ってる」という藤本智士氏。新しい“ふつう”を提案する雑誌『Re:S』を創刊し、2012年からは秋田県庁が発行するフリーマガジン『のんびり』の編集長に。
「秋田県の佐竹知事は面白い人で、ある会合で知事が“ぼくは秋田県のことを本当に誇りに思っている。なんつったって旨い酒と旨いメシがある”と言ったら、そこにいた県民がドカンと受けて。いいなぁと思った」。相対的価値から絶対的価値の時代へのシフトチェンジが、自分の中の大きなテーマだったが、そういうことを知事はさらっと言って県民に受けている。「この町、サイコーと思った。若い子たちも自分の足元に宝物があるのを知っているし、この町からなら日本を変えられるかもしれない、と頑張っています」

木村敦子氏

盛岡で発行している『てくり』。グラフィックデザイナーの木村敦子氏とライター数名が集まって2005年に創刊し、今年10年目を迎えるリトルプレス。自由な本づくりをするため、創刊時は市民団体を立ち上げて行政の仕事を請け負い、制作資金にあてた。現在はLLPとなったが、通常はスタッフそれぞれがフリーランスとして活動している。
「今でも広告収入には頼らず、売上は次号の制作費にあてています」。40ページほどの誌面は、ネガフィルムで撮影された贅沢なつくりだが、あくまでも「3人の趣味でやっている同人誌」だという。“伝えたい、残したい、ふだんの盛岡”というのが、創刊時の惹句だが、この町で暮らす人にフォーカスして、盛岡の多様な生き方、暮らし方、その風土と生き様が混じり合って滲み出た息づかいを伝えていく。「町はそこにいる人たちが織りなす日常でできているから、人を取りあげることで、町が持つ複雑で豊かな表情を伝えていきたい」

前田展広氏

「地域に情報を届ける印刷業以外にも、自分たちの働く拠点やそこに暮らす人たちに対して、何かできることがあるのではないか」。そんな企業の社会貢献から始まったのが、奈良のコアな情報を発信するバイリンガルのフリーペーパー『naranara』だ。本誌を立ち上げた元編集長の前田展広氏が勤務する株式会社シーズクリエイトは、本社のある八尾市や社員の多くが暮らす奈良を中心に、さまざまな活動をしている。
「きっかけは、奈良の通訳ガイドの方から“海外からのお客様に対して奈良の情報を広く届けるガイドブックがない”と聞いたことから」。制作に至るまで1000人以上の人と対話し、課題をあぶりだし改善することで、奈良と外国人旅行客の間に幸せなしくみをつくる。「地域の方々とできるだけ多く対話して観光ルートを考え、推薦者として登場いただくなど“奈良の人の顔が見える情報誌”として制作しています」

酒井俊哉氏

行政サイドからの参加となったのは、等身大の北九州をユニークな形で紹介する『雲のうえ』の酒井俊哉氏。2006年に創刊し現在まで毎号ひとつのテーマを取り上げ、町の姿をレポートしてきた。
「市外の人には北九州の魅力を知ってほしい。市内の人には魅力に気づいて、それを発信して欲しい。そうやって交流人口を増やしたいという思いが根底にあります」。“脳ではなく、心に残る雑誌”を目指す。そのためにクオリティを何より重視してきた。「北九州市には行政が発行する観光パンフレットもあり、観光スポットからグルメまで紹介していますが、『雲のうえ』ではいきなり、うどん特集。この冊子だけ見ると北九州市がどこにあるのかわからない(笑)。観光パンフレットと『雲のうえ』、互いの視点が複合しサポートしながら、北九州のイメージをつくっています」

鈴木菜央氏

今回唯一のWebマガジン『greenz.jp』も2006年のスタート。こちらで紹介される記事は、「ほしい未来は、つくろう」をかけごえに、クリエイティブに、社会的な課題を解決して、よりよい社会をデザインする「ソーシャルデザイン」の事例を多く紹介する。「昔みたいに、政治家と科学者が私たちの未来を考えてくれて、あとはぼくたち働いたり消費したりするだけ、という時代ではないと思うんです。それだったら一人ひとりが主役になり、積極的に社会に関わって、欲しい未来をつくっていこうよと」。そう語る編集長の鈴木菜央氏。世界の問題は大きすぎるけど、自分のまわりの問題・課題はみんなの“じぶんごと”。世界が動いていて自分がそこにいるのではなく、自分のまわりに世界がある、という発想の転換が面白い。

企業コラボ、しくみやネットワークづくりに誌面で取り上げたものを体験まで。
メディアから生まれた新しい動き。

「最初は小さな夢だったり、こんなことができたらいいという想いとか、じぶんごとがあって、それをカタチにしてみたという人たちの、活動の幅がどんどん広がっている気もします」と山納氏。そこで実際の活動からのメディアの広がりや、その成果について聞いてみた。
清水氏は「ゆうちょ銀行とのコラボ」をあげた。「全国津々浦々にある郵便局は地域の人にものを届けてきたけれど、それこそがマチオモイではないか、とお声かけいただいて、カレンダーを一緒につくらせてもらっています。2015年版は62万部も作成されており、いろんな人の目に触れる機会にもなっています」。さらに『マチオモイ帖』は、人と人とを繋ぐ力をもったコンテンツゆえ、さまざまな可能性があると分析。メビック扇町の堂野氏から言われたのは「これほど素直なポートフォリオはない」ということ。『マチオモイ帖』は、その人の“なり”から表現の手法までも含めて伝えますから」

「マチオモイ帖」当日の資料抜粋

『のんびり』は誌面で取り上げたものを一回の特集で終わらせるのではなく、イベントという形で体験させる。「秋田にはなんでも寒天で固める「寒天文化」があるんです。そんな普通のおかあさんのつくった寒天もプロが写真を撮ることで、おしゃれなお惣菜にも見える。こうやって見方を変えることで、地元の意識をチェンジしていく」と藤本氏。さらに寒天を使いこなす秋田の人「寒天使い」=「寒天使」、つくられた寒天を「天使の寒天」と名付け、「天使の寒天博覧会」を開催した。また池田修三の再発見も誌面から。「秋田では銀行の通帳の絵として使われているから、全国的に有名だと思われていた。もちろん、よそ者の僕たちは知らない。これをちゃんと評価していこうということで、展覧会で見せたんです」。秋田の美術館では12000人を動員。さらに全国巡回へと発展させた。誌面を実体験するという点では『てくり』も近い。3.11の少し前に、本誌で紹介したものを直接見て体感できる「ひめくり」という店をオープン。商品のコーディネートなどで関わっている。2011年からは盛岡のまちを舞台にしたブックイベント「モリブロ」も始めた。

『naranara』は、県も海外でのプロモーションに使用したり、地元の高校では、生徒の海外ホームステイ時に、故郷を紹介する教材として活用。企画・編集協力した『good morning nara』は、奈良に泊まらないと出会えない朝の素晴らしさを伝え、宿泊を促し、中小の宿泊施設を応援する。「自分自身はデザインも編集も経験がなく、とにかく人とお話することでプロジェクトにつながっていきました」(前田氏)。まちづくり型アートイベント奈良町家の芸術祭「はならぁと」では、事務局として地域調整やサポーターマネジメント等も担当した。そこからスピンアウトした大和・町家サブリースPROJECTから生まれた、「金魚電話BOX」は大和郡山市で観光名所になっている。

「naranara」当日の資料抜粋

メディアがあることで起こったことは非常に多いという鈴木氏。「Webマガジンというバーチャルな社会から発信するだけでは何も起きないということで、2007年から「green drinks」という飲み会イベントを続けている」。2010年からは全国版の「green drinks JAPAN」へと拡大。「3.11以降、すごい数の問い合わせがあり一気に広がりました。僕たちもそういうところに出かけて行って、各地のおもしろネットワークにいきなりアクセスできる」。たんなる飲み会では終わらない。「参加した人を記事にする。記事になった人を、ワークショップの講師として呼ぶ。そしてそのワークショップの参加者が違うステージに進んだ時に、また記事にするというように、循環がここで起きている」

イベント風景

地元にいると、日常に埋もれてしまうものも他者だからこそ「発見できる」。

最初に掲げたテーマのひとつ、「地域メディアは地域の目で見てつくったほうがいいか、それとも他からの視線が必要か」について、山納氏はこう語る。「一度都会を経由しなければ、デザインや編集のスキルや発信能力が身につかない。学校を出て実社会で経験を積んだ人たちが地元に帰ると、その方たちが、今までの仕事と違うやり方で発信もできるから『のんびり』もできるし、『マチオモイ帖』もこんなに広がるんじゃないかなと思います」。「地域」をどういう視点や角度で切り取り、的確なクオリティで表現するか。土地の良さは「外部の目」がなければ発見できない、という考え方もあれば、一回は外に出て、その町の良さやリソースをどう見せていけばいいかがわかるUターン組だからできること、県外・県内それぞれの視点が絶妙に合わさって生み出される企画もある。実際の現場ではどういう意識で動いているのか。

「地方には、“よそ者”だからこそ見つけ出せる魅力がたくさんある」と藤本氏。『のんびり』は、異なる地域を拠点に活動する県外のメンバーと、秋田県に暮らすメンバーとが、ひとつのチームとして編集部を構成している。取材は県内メンバーに経験を積ませる貴重な場だという。藤本氏にとって『Re:S』時代から取材の基本は旅。事前情報を持たず、行き当たりばったりで車を走らせ、出会い頭の感動をもとに記事をつくってきた。「たとえば、酒蔵の取材で出会った杜氏が面白かったら、さらに生の声を引き出すために近くの温泉に連れ出してインタビューを敢行する。そのために温泉に当日、よそ者である自分が飛び込んで、断られても何度もお願いしてアポを取り付ける、それこそが編集力。それは地方にいると学べないこと。自分がこれまでに得たスキルや経験値を有効に、秋田県に落としていく。そうして地方に種を蒔いていく」

「のんびり」当日の資料抜粋

『雲のうえ』は首都圏のクリエイターが制作。「自分たちは取材の方向付けを決める段階までは入るが、動き始めるとサポート役に徹して、編集内容に口出しはしません。上からの批判は自分たちが防波堤となって守ります」(酒井氏)。今回の「北九州うどん特集」を組むにあたって、テーマに対して役所のイントラネットに登録する8000人から情報を集め、リストアップした約100軒を手分けして、すべて試食。30軒に絞った段階で、東京のメンバーがロケハンして、10軒を決定する。「取材拒否を突破するのも私たちの仕事」。東京のクリエイターと一緒に仕事をすることでの影響について問われると「職員の感覚や全体的なスキルアップにつながっている。今年から制作に地元のクリエイターが入る予定で、波及効果にも期待したいですね」

「雲のうえ」当日の資料抜粋

逆に地元に住むものだけでつくる『てくり』に対して山納氏はこう語る。「四国には専業のクリエイターが少ないため、以前は大阪からクリエイターが出かけて現地で取材をしていたらしいです。それが今では『四国大陸』というすごいWebサイトがありまして。大阪でデザイン事務所をやっていた方が中心となって、四国在住あるいはIターン、Uターン組のクリエイターを集めて情報発信をしている。四国にクリエイティブをやっている人がこんなにもいるのかと驚いたのですが、2005年の時点でフリーランスが集まって『てくり』を発信できていたというのはすごいです」。それはひとえにDTPの発達に尽きる、と木村氏。「それと3人とも、一度盛岡を離れてた経験があり、冷静な他者の視線も持ち合わせているから、ずっと地元にいると見えなかった魅力を見出すこともできるのかも」

「てくり」当日の資料抜粋

想いだけでない客観的視点、続けていく力。
地域メディアをはじめるには、何が必要か。

最後の問いかけは「これから素人が地域メディアをおこすにあたって、踏みだすためのポイントがあれば教えてください」という会場からの質問。答えは大きく3つにわかれた。まずはやってみよう、それから考えようという意見。「まずどんな形でもやってみること。やることで欠点が見えてきますから」(清水氏)。前田氏も「どれだけの熱量があるのか、どういう目的なのか分からないが、やりたいならば、とりあえずやればいいと思います」という肯定派。

対して、編集を生業にしている人たちからは厳しい意見も。藤本氏は「悩むぐらいなら、止めればいい。ぼくがよそ者として地域の人に求めているものって、愛憎の“憎”の部分なんです。よそ者としては、昔からあるものに対しても“愛”の部分、可愛いね、美味しいねと感じるけど、そこに暮らしていたら“愛”もあれば“憎”もある。それを見せ方を変えたりしながら、まるっと“愛”にできた時にすごいと思うわけで。そことちゃんと向き合う必要がある。ふぁっとやってみようと思うのも、もちろん大事。でもそこで止めておこうと思う人がいてもいい」さらに『マチオモイ帖』についても檄を飛ばした。「ぼくには“マチオモイごっこ”をしているように見えて、つまらない。たしかにポートフォリオ的な見方もある。ひとのアルバムを見せられている感じもあるし、同時にその楽しさもある。ただ、それを“マチオモイ”とひっくるめて、本当に心がこもっていますとか、というのはどうかと。それが届いてないものがいっぱいあると思いました」

木村氏も同様の意見だ。『てくり』の読者が自分でつくった作品を例にあげると、その多くが、風景が並んで、空が写ってて、添えられた文もポエムな感じのものが多いという。「それって自分に酔ってないかなと。『マチオモイ帖』も夜に書いたラブレターみたいなのが多くて。朝見てなんでこんなもの書いちゃったの!とならないのか不思議でした。クリエイターとしての客観的視線がないのかな。個人のアルバムとして読んでいると泣けてくるものもあるし。そういう視点では面白いと思うんですが。それとつくりたい想いについて。無理を押してでもつくる人、そこにはつくらざる得ない“業”がある。自分たちは“業”が深いんだと思います」

さらに続けることの重要性についての意見も。「メディアというのは、松竹梅があってもいい。続けていくうちに梅が松になるかもしれませんから。ただ、今は相手に理解してもらう想いがないと続かない。質を高めていこうという向上心を持ち続けると、時間がかかってもいいものができるのかなと思います」(酒井氏)。始めることは誰にでもできるし、やればいいと、鈴木氏。「はじめることより、目標を持って続けることのほうが大変だし、続けることで見えてくる風景やできごとに価値がある。なので続けることを目標にするといいと思います。はじめる人がどんどん出ることで、いろんな方向性やクオリティのものが出てきて、メディアの生態系が形成され、みんながメディアをもっと楽しめるようになればいいんじゃないでしょうか」

イベント風景

イベント概要

トークセッション「地域メディアを語る」
「日本中がマチオモイ 2015」大阪展 クロージングイベント

昨今、全国各地で地域の情報を発信するメディア(雑誌、フリーペーパー、Web等)が多数生まれ、それぞれの視点で地域の価値や魅力を伝える興味深いものも数多く見受けられます。一方、マチオモイ帖も、一人ひとりのクリエイターの視点で、町やそこで暮らす人々の価値や魅力を伝える地域メディアになっており、年々制作するクリエイターが増えてきています。その関心の高さには目を見張るものがあり、一般の地域メディアとも通じるところが大きいと感じています。
そこで、マチオモイ帖展のクロージングでは、地域に対して思いのあるメディアを制作、編集するクリエイターや企業、自治体関係者の皆さんをお招きし、地域メディアのあり方や創り方、地域の価値や魅力の伝え方などについて意見交換を行いたいと思います。既に制作されている方はもちろん、これから地域情報を発信したいと考えているクリエイターやマスコミ、企業、自治体関係者の皆さんに対し、地域メディアについての多様な視点を提示できればと考えています。

開催日:2015年3月29日(日)

公開:
取材・文:町田佳子氏

*掲載内容は、掲載時もしくは取材時の情報に基づいています。