メビック発のコラボレーション事例の紹介

釣り好きWeb屋と釣り業界メディアがメビック扇町を通じて運命的な出会い!
「船釣りフェスタ2012」ウェブサイト

山根聡昭氏と森岡昇馬氏
山根聡昭氏(左)と森岡昇馬氏(右)
撮影場所:コミュニティカフェ デイリーリパブリック

釣具業界紙「釣具新聞」をはじめ、「ルアーニュース」「釣場速報」といった釣り人向け情報誌を発行する株式会社名光通信社と、Webサイトの企画制作を行う株式会社森岡WEB企画。両者の出会いは、メビック扇町の交流会が最初だった。最初の出会いについて名光通信社の山根聡昭氏におうかがいした。
「初の自社開催イベント『船釣りフェスタ』を開催するにあたり、Web上での情報発信が必要だと考え、メビック扇町さんに相談したところ、コーディネーターの方からご紹介いただいたのが森岡WEB企画の森岡昇馬氏でした」
実は、森岡氏の趣味は釣り。メビックコーディネーターもそこに注目して森岡氏を紹介したそうだ。
「私は自分の趣味としてだけじゃなく、自分の子どもにも釣りをさせたいと思っているほどの釣りファンです。本当に光栄でした。そりゃあ、業界トップのメディアからご相談いただいたとあれば、釣り好きの私が断る理由はありませんよ」
山根氏も顔を合わせて少し話しただけで「この人にお願いするべきだ」と直感したそうだ。こうして『船釣りフェスタ』のWebサイト制作がスタートした。

豊富な業界知識によって、制作スピードも大幅アップ

実際に仕事を進めると、想定通りスムーズに制作は進んだ。
「表現やビジュアルのアドバイスや提案をいただけて、とてもやりやすかった」と山根氏。
「釣りイベントって独特の空気感があるんです。普段参加している側として、独特感を意識した内容になるようにアドバイスをしました」と森岡氏。
「大変なところは全然なかった」と語る二人。そこで、最も力を入れた点をたずねると、二人とも「トップページのイラスト」という答えが返ってきた。
「普通の釣りなら釣った魚の写真などでOKですが、今回は『船釣りフェスタ』なので、船が主役です。釣り場に着くまでの船上の時間も船釣りの楽しみであること、さらには女性や高齢の方も楽しめることを表現しようとイラストにしました」
船釣りが趣味の森岡氏ならでは、の提案だった。提案はさらに続く。
「イラストの船頭さんの『魚探まっ赤っか、今釣ってよ〜』というセリフ。これを船上で言われたら、船上にいる釣り人のテンションが3倍ぐらい上がるんですよ(笑)」
山根氏もその提案には目を丸くした。
「船釣りを知らない人には意味不明なセリフなので、社内でも意見が割れました。でも、結果的にはこのぐらいのフィルターを設定して正解でした」

船釣りフェスタ

業界を知る制作者ほどやりやすい人はいない!

釣り好きの人をパートナーにして仕事をしたのは初めてだったという山根氏。
「森岡さんとの仕事は非常に面白かった。こんなにツーカーでできるとは。クオリティも上がるし、スピード感もかつてないほどのスピードでした。ただ、こうした良い出会いは、探してもなかなか難しいんでしょうね。そういう意味では、今回の出会いを大切しようと思います」
『船釣りフェスタ』は、2013年も開催が決定した。
「おかげさまで大変好評で、2013年は規模を大きくします。もちろんWEBは森岡さんにお願いするつもりでいます。制作のみならず、広報や告知的な部分もご相談したい」と山根氏。
森岡氏も全面的に協力したいという。
「趣味の釣りを仕事にすると、こんなにも楽しくて入れ込み過ぎちゃうのかと(笑)。会社でこの仕事だけ釣り人モードになり、普段とは違うノリでした。スタッフは大変だったと思います」
釣り好きとして、釣り人口の増加や裾野を広げるイベントのお手伝いができたのはうれしく思うと語る森岡氏。そうした想いを持つ森岡氏のサポートを受け、山根氏は釣りファンを増やすための新たな一手を打ち続ける。

2012年 船釣りフェスタ

株式会社名光通信社

取締役・編集局長
山根聡昭氏

http://www.tsurigu-np.jp/

株式会社森岡WEB企画(現 エムダブ株式会社)

代表取締役
森岡昇馬氏

http://www.webkikaku.com/

公開:2013年7月5日(金)
取材・文:中直照氏(株式会社ショートカプチーノ

*掲載内容は、掲載時もしくは取材時の情報に基づいています。