控えめな創造力に至る道、そしてこれから
クリエイティブサロン Vol.309 多木陽介氏

1988年にイタリアに渡り、2000年代の頭までは、芸術と演劇(演出)の分野で活動をしていたが、アキッレ・カスティリオーニ論を書き始めたことと、植物の写真を撮影する経験が、偶然にも同時期に重なったことから、エコロジーと創造力の関係に気づくことになった。それ以降、さまざまな分野でエコロジカルな創造力(ケアを内蔵した創造力とも言える)を実践する人々を各国で取材し研究することが主たる活動になり、その成果を書籍、展覧会、講演会、教育活動という形で展開している。外から見ると大きく職業を変えたようでいて、当人にとっては、一貫したある詩的な探究が続いている。その大きな流れとこれからのプロジェクトについて語る。
多木陽介氏(たき ようすけ)
アーティスト / 批評家
1962年生まれ。1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。芸術活動、講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。著書に『アキッレ・カスティリオーニ – 自由の探求としてのデザイン』(AXIS、2007年)、『プロジェッティスタの控えめな創造力 – イタリアンデザインの静かな革命』(慶應義塾大学出版会、2024年)、『失われた創造力へ』(どく社、2024年)など。

- 日時
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2025年10月1日(水)19:00〜21:00
開場・受付開始 18:45 - 会場
メビック(大阪産業創造館 17F)
- 定員
20名
- 参加費
無料
- 主催
大阪市
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック- 注意事項
・事前予約制です。事前申込みのない当日来場はご参加をお断りする場合があります。
・お申込はお一人様につき一件のみ承っています。お連れ様がいらっしゃる場合は別途「大阪産業創造館」にユーザー登録の上、お申込をお願いいたします。
・他の参加者にご迷惑となりますので、開始時刻から30分経過後は入場をお断りする場合があります。
大阪産業創造館(メビック関連施設 以下産創館)ウェブサイトからお申込みください。産創館ウェブサイトのご利用は、初回のみユーザー登録が必要です。
※電話、メールでのお申し込みは受け付けておりません。