医療機器参入で感じたデザイン思考の重要性

I-LABO - クリエイターのためのイノベーション創出研究会 Vol.8

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開催レポート:イノベーションと医工連携、そしてデザイン思考。

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メビック扇町では、クリエイターが持つ創造力や表現力、課題解決力等を活かし、産業、経済、社会の様々な分野でのイノベーション創出に向け、クリエイター自身が各専門領域における知識を修得しクリエイティブニーズを探るとともに、専門家との交流を深める機会として、「I-LABO-クリエイターのためのイノベーション創出研究会」を開催します。I-LABOでは、各回毎に各分野の専門家を招聘し、クリエイターとの情報交換と交流を行います。

今回は、明治42年に創業した老舗圧力計メーカーである家業を継ぎ、創業当初より主力製品である機械式圧力計の製造に携わりながら、近年、医療機器開発や、既存計器のIoT化など、産学連携で新たな開発に挑戦してこられた木幡巌氏(株式会社木幡計器製作所代表取締役)にお越しいただき、医療機器分野への参入に際して得てこられたイノベーション創出とクリエイティブの重要性について話題提供いただくことで、クリエイターの果たすべき役割や参入可能性について意見交換したいと思います。

日時

2018年9月18日(火)19:00~21:00
開場・受付開始 18:30

参加対象者

大阪で活動するクリエイター限定
※I-LABOは、テーマに関心がある若手クリエイターを対象に行う研究会のため、参加ご希望の方には、事前にテーマに関する関心事や話題提供者に対する質問事項等をご記入いただき、積極的に意見交換に参加していただきますので、ご了承ください。

定員

20名
※お申込みが定員を超えた場合には「クリエイティブクラスター」に掲載されている事業所所属の方を優先します。また申込みが定員に達しなくても、上記参加資格に該当しない方はお断りする場合があります。

エントリー締切

2018年9月10日(月)
9月17日(月・祝)まで延長しました

参加可否の通知

締切日以降にメビック扇町からメールでご連絡します。

参加費

無料(要事前エントリー)
交流会:実費(別会場、参加は任意)

会場

メビック扇町 ロビー

主催

大阪市
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町

医療機器参入で感じたデザイン思考の重要性

日本が超高齢化者社会へと向かうなか、医療機器分野は成長産業といわれ、近年は医療費削減の観点からも、政府の推進施策のもと、現在、日本各地で地方自治体や医療系大学・研究機関、各医療施設と、ものづくり製造業との医工連携が進められていますが、実際のところ医工連携がうまく進まないという声をよく耳にします。一方で、米国シリコンバレーのスタンフォード大学で開発導入された「バイオ・デザイン」という医療機器開発にデザイン思考を取り入れたイノベーション開発のための人材育成プログラム手法が、近年日本でも注目されています。このプログラムは医療機器開発の初期段階から事業化の視点も検証しながら、医療現場のニーズを出発点として問題の解決策を開発し、イノベーションを実現するアプローチです。
創業時から100年以上全く変わらない機械式圧力計を作り続けてきた当社が、全くの異分野である医療機器分野に参入し、試行錯誤しながら5年の歳月をかけて医療機器認証を得たプロセスで感じたイノベーション創出とクリエイティブの重要性についてお話します。

圧力計

木幡巌氏(こばた いわお)

株式会社木幡計器製作所 代表取締役

昭和43年1月生まれ。関西大学社会学部卒業後、大手空圧機器メーカーの営業職を経て、明治42年創業の老舗圧力計メーカーである家業に就く、平成8年取締役、平成25年代表取締役に就任。創業時より主力製品である機械式圧力計の他、現在は医療機器開発や、既存計器のIoT化など、産学連携で新たな開発に挑戦するとともに、地元大阪市大正区の「ものづくり事業実行委員会」の委員長として地域ブランド化に官民一体で取り組んでいる。

木幡巌氏

*掲載内容は、掲載時の情報に基づいています。

免責事項

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