

今回の議題は「幸せの度合い」や「マンネリを感じているか」など。スピーカーのみなさんの仕事に対する価値観に触れる内容となりました。
また今回は起業している方がほとんどで、経営者の立場ならではの意見も多く聞かれました。
2007年1月18日(木)18:30〜21:30
ミーティング 18:30〜20:30
交流会 20:30〜21:30
堂野 智史|メビック扇町所長


みなさんは今、何%くらい「幸せ」ですか?幸せ度とその理由も教えてください。
この中で100%と答えた山中さん、その理由は?
サラリーマンとして働いている人に比べたら、起業している分リスクは大きいですが、足かせや守るものもなくやりたいことができます。それは自分ひとりの力ではなく、周りの人々のおかげですので、それはとても幸せなことだと思って100%と答えました。楽観的すぎるかもしれませんが……。
もうひとり、「100%」と答えた入潮さんは?
少しでも不幸せなのが嫌なので、100%と答えました。例えば今80%幸せだとすると後の20%は不幸せになってしまいます。だから常に100%幸せで、自分の中でその100%のキャパを大きくしていくことで、いつ死んでも幸せだと思いたいんです。
「3%」と一番少ない数字で答えた新さんはどうでしょう。
「こんなことができたら幸せだ」という“幸せになる目標”が尽きないからです。目標を達成しても、次々と違う目標が出てくる。きっと私が欲張りだから、満たされることがないんでしょうね。3%だけ幸せなのは、やりたいことができているからです。
ご自分の中で常に目標と結果があるんですね。
長尾さんは、ちょうど半分の「50%」というお答えでしたが?
50%と答えてしまいましたが、そもそも「幸せ」って一体何なのでしょうね。自分の欲望を満たされることが幸せなのか、それとも周囲の人と比べて幸せなのか……。
「幸せ」というものは考え方一つのような気がするので、自分にはまだその考えが足りないと思っています。
みなさんはほとんどが起業されていますが、唯一のサラリーマンである北村さんは、どう思いますか?「52%」という微妙な数字でお答えでしたが。
仕事では楽しいことも辛いことも両方ありますが、独身なのでそれを誰かと分かち合うことができません。だから50%。プラス2%は、マンネリを感じずに日々新しい仕事をさせてもらっているからです。
人生のパートナーと幸せを分かち合うことができたら、77%位までは上がると思います。
「97%」とお答えの中川さんはいかがですか?
最近は不幸のどん底を味わうこともなく毎日楽しく過ごせているので、けっこう幸せです。でも常に100%幸せだと死んでしまいそうで恐いので、97%にしました。
幸せ度が変動すると答えた方もいらっしゃいますよね。
はい、私です。性格が単純なので毎日変動しています。イベントの仕事をしているので、クライアントによっても変わるし、忙しいときと暇なときの差も激しいです。
今は徹夜明けなので、幸せ度はかなり低いですよ(笑)。
私も「0%と100%」と答えました。今までやってきたことに後悔したことがなく、愛する家族もいるので、そういう意味では100%幸せです。でも、世界中の人々に会ってそこの文化に触れたいという人生の目標はまだまだ達成できていないので、満足度は0%です。
みなさん十人十色の答えで面白いですね。実はこの質問を考えたのは私なのですが、みなさんの人生の中で仕事に対するウエイトがどのくらいあるのかを知りたかったのです。今日はみなさんの価値観がよくわかってよかったです。

次は「あなたはアバウトな人ですか? それともキッチリしていますか?」という質問です。実はこの質問を考えてくれたのは、入潮さんなんですよね。
私がずっと映像の仕事をしてきて感じたことですが、映像関係にはアバウトな人が多くて、逆に編集関係にはキッチリしている人が多い気がします。でもそれは私の周囲だけかもしれないので、それを確かめたくて質問しました。
みなさんの答えをグラフにしてみると、アバウトが6人、混在が2人、キッチリが1人と、アバウトだと答えた人が優勢ですね。唯一、キッチリだと答えた鈴木さんからお話を伺っていきましょう。
人から見たらそうではないかもしれませんが、自分ではキッチリしていると思います。ただ、昔は今よりもっとキッチリしていて、自分の体重が増える度に仕事での性質も丸くなってきました(笑)。
アバウトとキッチリの混在型と答えた入潮さんは?
どうでもいいことはキッチリしていると周りの人によく言われます。肝心なことがアバウトなんです。会社を作った当初は、経理が面倒で数年放ったらかしにしていたことがありますよ(笑)。
私も混在型なのですが、大事なのは「使い分け」だと思います。私が経営者ではないからかもしれませんが、上司なら自分には何事もキッチリ、部下にはアバウトで小さなことは気にしないほうが上手くいく気がします。
ただ、以前デザイナーとして働いていたときは、文字間などの細かいことがものすごく気になって、納期を延ばしてしまったことがあります。
クリエイターの方に聞きたいのですが、細かいことに懲りすぎて納期が守れそうにないときはどちらを優先させているんでしょうか?
私は基本的には納期を守りたいので、ぎりぎりまでできることだけやるようにしています。
レイアウトは決してアバウトにできないですけど、その他の細かいことは納期があるから救われているんだと思います。気にし始めると終わりのないものなので……。文字間や細かいことが気になるのって職業病ですよね。
今までのお話を聞いていると、みなさんキッチリタイプのように思えますが……。アバウトだと答えた田中さんはどう思いますか?
人生の大きな事を直感でパーンと決めることが多いので、アバウトな方です。ただ、アバウトでも大事なポイントだけ押さえておけば、その他のことは自然についてくると思っています。
私もアバウトです。クリエイティブな仕事の場合は、キッチリやったからといっていいアイデアは何も出ません。キッチリやること自体、与えられてすることなので、それはクリエイターの仕事じゃないと思うんです。
今「アイデアを出す」というお話が出ましたが、みなさんには「ここならいいアイデアが出る」という場所はありますか?
私の場合はお風呂です。
私は寝る直前、ボーっとしているときに急にひらめくことがあるので、いつもメモを用意して思いついたことをすぐに書き込みます。
リラックスしているときにパッとひらめくことが多いのかもしれませんね。さて本題に戻りますが「キッチリしているように見せる」と答えた伊藤さん、詳しくお答えください。
クライアントはちゃんとした企業の方ばかりなので、本当はアバウトでもキッチリしているように見せないと信頼してもらえません。
でも企画はアバウトじゃないとできないし、逆に現場では全てのことをキッチリ押さえていないと、何か起きたら取り返しのつかないことになります。イベント業界ではアバウトな中でも、大事なことはしっかり押さえてキッチリ見せないと。
「使い分ける」というお話でしたが、プログラミングの仕事をしている方も「使い分け」されているんでしょうか?
プログラミングというとキッチリしたイメージがありますが、実際はそうでもない気がします。ソースをキッチリきれいにすることに没頭しすぎると、逆に他のことが中途半端になってしまいます。
私の場合もその時々にしていること以外は考えられません。週に1本傘を失くしてしまうくらいです。独立してからは気を付けていますが、昔は仕事の予定を忘れてしまうこともありました。
私の場合は「出たとこ勝負」で、かなりアバウトです。
2年前中国に行ったときも、言葉もわからないのに単身で乗り込み、嵐のような1週間を過ごして帰ってきました。出たとこ勝負でたとえ失敗しても、それを糧にできたらいいと思います。
そうですか。新さんはとてもキッチリした人だと思っていましたが、意外ですね。
表向きはキッチリしていないと、仕事が来ないので……(笑)。
みなさん、仕事の面ではキッチリされているようです。アバウトとのバランスをとっていくことが大切なんですね。
それにしても、今回で7回目のクリミーですが、集合時間の5分後には全員そろって打合せを開始できました。こんなことは初めてで、みなさん相当キッチリされていると思います。


毎日仕事をしていて、マンネリになることはありますか? あるとすれば、その解消法は何でしょう? この質問は田中さんが考えてくださったんですよね。
はい。会社を設立した当初はバタバタして毎日が新鮮だったのですが、最近は変化が減ってきた気がして……。みなさん、そんなときはどうされているのかと思って質問しました。
この質問の答えは大きく分かれましたね。マンネリを感じると答えた方が4人で、感じない方が5人でした。まずは「感じない」と答えた方に聞いていきましょう。長尾さんは、いかがですか?
いろんな人と様々な仕事をしているので、マンネリを感じたことはありません。
ただ、毎日同じ電車で出勤して同じ席に座って仕事をすることはマンネリになる要素だと思うので、うちの会社はフレックスタイムとフリーアドレスを採用しています。誰にでも「今日は気分が乗らないな」という日はあるので、そんな時は昼に出勤した方が逆に効率がいいと思うんです。
私も毎回違う案件を扱っていて、同じ内容のイベントはほとんどないので、マンネリになったことはないですよ。ただ「慣れ」を感じることはありますけれど。そもそも何をもって「マンネリ」と定義するか、よく分かりません。
私も、IT関係なのでいつも世の中の新しいことに挑戦しているし、前にやったのと同じような仕事がきたら外注にまわすので、マンネリは感じませんよ。
今度は「感じる」と答えた方々に聞いていきましょう。入潮さんは、いかがですか?
マンネリにならないために、常に自分のやりたいことや面白いことを企画してそれを通すようにしています。どうしてもマンネリを感じてしまう仕事でも、無理矢理遊べる部分を作って、楽しめるようにするんです。
私はDTPスクールを担当していて、インストラクターや講師の仕事のほかにも、企画や制作など色々やらなければいけません。イベント企画の仕事で考えたアイデアが制作物に活かせることもあって、アイデアの出所は色々なところにあると思うので、ある仕事にマンネリを感じたら他の仕事をします。
鈴木さんはどう思いますか?「プールで浮かぶ」というお答え、鈴木さんらしいですね。
ずっと座ったままモニターとにらめっこしていることが多いので、マンネリ解消法というより「気分転換」という意味で考えてみました。
昔は長いスパンの仕事の合間に短いスパンの仕事をするだけで気分転換になりましたが、最近は腰や肩が痛くなってウズウズするので、歩いたり扇町プールで浮かんだりしています。

みなさんが、大阪でいちばんクリエイティブだと思う地域はどこですか?
まずは「大阪にクリエイティブは似合わない」と答えた入潮さん、いかがでしょう?
どうしても「クリエイティブ」という言葉と大阪が重なりません。そもそも「地域が」クリエイティブなのでなく、そこに住んでいる「人や団体が」クリエイティブなことをするものだと思います。
「大阪にはクリエイティブな地域はない」と答えた長尾さんはどう思いますか?
大阪で特に印象を得た場所がないんです。クリエイターが大勢街に集まって、カフェにもおしゃれな人がいっぱいいるという光景を大阪で見たことがありません。
少なくとも大阪では、誰かを主導に作られた「クリエイティブな地域」は存在しない気がします。
クリエイティブな地域が「ある」と答えた方の中でいちばん多かったのは「南船場・北堀江」という答えだったのですが、伊藤さんもそのうちのお一人ですよね?
クリエイター自体の数が多いのは南森町周辺だと思うんですが、みんななかなか外に出てきません。おしゃれなカフェなどが多くて「外向きに発信できるパワー」があるなと感じるのは、南船場や堀江だと思うんです。
新さんは「通天閣界隈」というお答えでしたが、その理由は何でしょう?
クリエイティブとは「創造する」ことなので、何もないところから何かができていく地域は通天閣界隈だと思ったんです。通天閣界隈を歩いているとフッとアイデアが浮かんでくることがありますよ。
逆に堀江周辺は、発信はしているのですが創造はしていない気がします。
さっき伊藤さんが、クリエイターの数は南森町が多いとおっしゃっていましたよね。私自身、南森町でずっとデザインをやってきたのですが、確かに昔は写植屋さんなどが南森町付近に多くて、そこにクリエイターが集まってきていました。
でも最近は、ネットの世界の方がフロンティアとして大きくなってきている気がして、大阪という「地域」よりも「インターネット」という世界にクリエイティブを感じています。
取材:野上 智美氏 真柴 マキ氏:組立通信・天満スイッち編集室(浪花町)
文責 事務局



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パチンコ屋のオープニングイベントから企業の式典まで、幅広い分野のキャンペーン、サンプリング、POP提案、ノベルティ、売場活性化、集客イベントの企画から実施までを行う。
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各種VPやテレビ番組、CMなど、いずれもクライアントの求める目的とその結果を重視した映像の企画から制作までを行う。
今はほとんど映像屋ですが、メディアをクロスさせてなんかオモロイことするねん。

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企業に向けたWeb会議システムやWebサイト構築システムの提供をメインで行う。他にも、デザイナー育成のためのスクール事業を展開しており、自身も講師として活躍中。
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SOHOとして活躍するクリエイターを集め、ウェブ・マルチメディア等のデジタルコンテンツ商品制作の共同受注を行う。自身は翻訳関係の会社を経営し、66言語を世界中にちらばる1400人以上のスタッフで翻訳している。
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大学時代に起業したWeb制作会社での営業経験を活かし、(株)シンクを設立。アクセス解析、ECサイト、ブログ、SNSなどのプロモーションを目的としたシステムの構築・導入をサポートしている。
6年のWeb制作会社経営を経て、2006年11月より新しく会社を立ち上げました。


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可愛娘ちゃんから男前まで変幻自在にデザインします。なんなりとおまかせくださいませ。

ウェブサイトの構築、動画コンテンツ制作、Flashによるナビゲーションマップ制作などを行う。アイデアや見通しの利く仕組み作りが得意。
・知足(足るを知る)。
・動いてなんぼ、行動こそ新しい価値を生む。
公開:2007年02月06日
取材:組立通信 野上 智美氏 真柴 マキ氏
企業情報システムの設計・構築・コンサルタントを行う。1997年に同社を設立し10周年を迎える今年、中国マーケットに注目し、現地IT企業とのコラボレーションを手がけている。
人間の最も高度な知的活動である「創造力」を発揮出来ないなら意味がないと私は考えています。
http://www.i-s-create.com/
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アイ・エス・クリエイト(株)