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クリエイティブクラスターイベントレポート

今回の議題は「仕事と遊びの区別」や「納期について」など。仕事についての考え方がテーマで、様々な立場から興味深い意見が出されました。
また「この街に足りないものは?」という議題では、このミーティングの意義を改めて意識させられる内容となりました。
2006年11月21日(火)18:30〜21:30
ミーティング 18:30〜20:30
交流会 20:30〜21:30
堂野 智史|メビック扇町所長


クリエイターは「遊びが仕事になり、仕事が遊びになる」というイメージが強いのですが、皆さんはどこで区別をつけていらっしゃるんでしょうか?
「仕事=クライアント、趣味=それ以外」とお答えになったのは中川さんですね。
私はプログラムが趣味でもあるので、仕事と遊びの区別が難しいのですが、区別をつけようと意識はしています。クライアントがいるものは「仕事」だと思っています。
システム開発すること自体が楽しくて仕方がないので、私もそうです。
その気持ちは解ります。私はデザイナーですが、仕事以外の日常生活でも「これ、カッコいいデザインだな」と深く考えてしまうことがよくあるんです。
私は徹底的に仕事と遊びを分けたい方です。ただ、仕事の部分で遊びを活かしきれていないので、どう取り入れるかを考えているところです。
私の場合は仕事でも遊びでも、ずーっとやっておきたいものがあると、それをお金にしたいと思ってしまいます。そこでどうにかして事業にする方法を考えますね。
ただ、事業にしてしまうと「楽しい」だけでなく、しんどいことも出てきて我慢もしなくちゃならない。そこが難しいところで……
楽しいから家でも仕事をしてしまって、それが頻繁になると、時給に換算するとしんどくなる事もありますよね。
「感覚と携帯はいつもON」と答えた有吉さんは、いかがでしょう。
クライアントが不動産関係の方ばかりなので、土日でもこちらの都合に関係なく連絡がきて、対応しないといけないことが多いんです。
だから、それを受け入れられるように、自分の気持ちと携帯の電源はいつもONにしているつもりです。
「ミーハーな気分」と答えた石井さんは?
仕事で自分の時間がなくなった時に、仕事と全く関係のない自分の好きな事が、自分のエンジンになっていることに気づいたんです。自分の好きな事を忘れてしまうと、仕事人間になってしまう。
要は「面白がっているかどうか」だと思います。
宮下さんは「公から私」と「私から公」という答えでしたが?
あえて分けたのは、イベントの仕事で学んだことをプライベートで活かすのは簡単だけれど、その逆を模索しているからです。最近は街を歩いていて面白い販促物などを見つけたときは、携帯で撮影してパソコンにネタとして集めています。
皆さんも宮下さんのように、いつもアンテナを張りめぐらせているんでしょうか。
私はいつもポケットにメモ帳を入れていて、遊んでいるときでも何かひらめいたら走り書きをします。周りには変だと言われますが、楽しいですよ。


この業界にはたくさんの会社や個人事務所がありますが、その中で皆さんが「一緒に仕事をしたい」と思うのはどんな人なのでしょうか。
有吉さんは「トークにキレ、仕事にコク」というお答えでしたが?
ずっと誰かに触発されながら仕事をしてきたので、自分の知らないものを持っている人に魅力を感じます。特に、自分の世界を何らかのカタチにしている人とは、ぜひ一緒に仕事をしたいと思いますね。
「passion & ambition」と答えた大石さんはいかがでしょう。
仕事に情熱的であることは大前提ですが、その情熱にプラスして向上心を持つ人と一緒に仕事をしたいです。そうすれば自分も一緒に成長できますから。
私も同感です。自分の知らない専門分野の人から何か学べるのはとても楽しいので、それが自然と成長につながっているんだと思います。
吉永さんのお答えは「毎日が忙しい人」でしたね。
「相手の立場を理解してくれる人」ということが言いたかったのですが、そういう人は必然的に毎日忙しい人だと思います。立場を考えて、引くときは引ける人とは仕事がしやすいです。
「忙しい」というと「時間の使い方が下手な人」というイメージがあるのですが……
「忙しい」というより、「忙しいけど時間を上手く使いこなしてる人」ということですよね。確かに、こちらの立場を理解してくれる人と仕事ができるのは嬉しいことです。
荒木さんは「プロ意識が高い人」と仕事がしたいということですが。
今自分がどういったポジションで仕事をしているのか理解できる人がいいです。
「誰が顧客で、何のための仕事か」を解ってくれて、その上でキッチリ仕事をこなす、プロ意識の高い人。なかなかいないですけれどね(笑)。
「その分野ではNo.1」と答えた石井さんはいかがでしょう?
自分で何か特長を絞って「その分野ではNo.1」だという人がいいです。たとえ“自称プロ”でも、自分が一番だと周りに言っていればそのうち情報も集まるし、わからない事も調べてより詳しくなっていくものです。
特に我々の業界は「言った者勝ち、先にした者勝ち」という業界ですから。だから「何でも知ってるぞ」というフリをしてないと、置いていかれてしまいます。
その通り。私も自分を追い込むために「RSSなら任せて下さい」と言いまくっていると、いつの間にか情報が集まってくるんです。
与那嶺さんは「一緒に考えてくれる人」というお答えですが?
どんなときでもゴールに向かって、状況に合わせて一緒に考えてくれる人とは仕事がしやすいです。そういう人は、私の向こうにいるお客様のことまで想像できる、感受性のある人だと思います。
逆に「こんな人とは二度と仕事をしたくない」というポイントはありますか?
芸能人がらみのイベントの仕事をしたときなのですが、クライアントが「その筋の人」だったんです。彼らは打合せの時、こちらの都合もお構いなしに伝えたいことを一方的に言うので、参りました。「殴られ屋」という人も生まれて初めて見て、衝撃でした。
自分の言いたい事を、一方通行で淡々と言う人はしんどいですね。
自分の都合でこちらを振り回す人とは仕事をしたくないです。
以前、打合せで7〜8時間引っ張られて、丸一日つぶされたことがありました。相手は打合せ以外に予定がなかったからでしょうが、私は他にも仕事を抱えていたので辛かったです。


仕事の納期が厳しくてどうしても間に合わない時、どうやってクライアントに納得してもらっているのでしょうか。 「我慢してもらって代案」と答えたのは中川さんですね?
遅れた理由が自分にある場合は、相手に我慢してもらえるかどうかだと思います。そのためには、折り合いが付くような代案が必要です。
逆に、クライアントに原因があって納期が遅れそうなときはどうされているんですか?
我慢せず言いたい事を言って、戦います。
他の皆さんで、そんな時でも「折れてしまいます」という方はいらっしゃいますか?
スタッフが我慢してしまって、私が戦いに行くことはあります。本当は納期が遅れるまで放っておかないで、最初にお客さんに言っておかないとダメですが。
クライアントに対して、こちらがスケジュールを管理して時には急かすことも大切なのですね。「全体像の見せ方に工夫」とお答えの与那嶺さんはどうでしょう。
間に合いそうにない時、出来ている部分の詳細を見せて「全体もこれでいきます」と言うのも一つの手段です。でも全体像が見えないとお客さんは不安になるものなので、全体の説明は必要です。
過去に一度だけ、こちらの段取りが悪くて納期にどうしても間に合わないことがありました。あの時は、とにかく謝ってスケジュールを含めた全体を見直しましたが……
それ以来、納期は絶対に遅らせてはいけないと思ってます。
有吉さんは「延びているだけ」というお答えでしたが?
先方に明確なイメージがないのに、納期まであまり時間がない場合は、こちらでスケジュールをあらかじめ延ばして設定します。先方のイメージがはっきりして全体像が見えるまでの期間は、スケジュールに入れてはいけないと思います。
後でトラブルが起こらないためにも、あやふやな部分は最初に決めておくべきです。
「死んでも守る」と答えた荒木さんはいかがでしょう。
納期を守るために基本的に重要なことは、3つあります。一つは「クライアントを選ぶこと」。二つ目は「最初からスケジュールを握っておくこと」。最後は「少しでも問題が起きたらその場でスケジュールを握りなおすこと」です。
この業界では仕事が一次請けから四次請けぐらいまであることがしょっちゅうですが、どの立場にいてもエンドユーザーまで把握しておかないとダメだと思います。
確かにそうですね。特にエンドユーザーが大学や病院の先生だと、学会などでつかまらないことが多いので、かなり時間がかかることを最初から理解しておかないと。
納期を守るには、私はお客さんとのコミュニケーションをしっかりとることが一番だと思います。先ほどお話しした失敗をしてから、お客さんとはじっくりお話しするようになって、仕事の進行も随分変化しましたよ。
石井さんは「怒られますよ」というお答えでしたが?
納期に遅れたら怒られるのは当たり前なので、自分にどれだけの覚悟ができているかです。そうならないためには、あらかじめ考えられる色々な要因を挙げて計算しておくことが肝心です。


この街が「クリエイターの街」として有名になり、才能や仕事を集めるためには何が必要なのでしょうか。
宮下さんの答えは「ハジケる」ということですが?
以前、神戸の長田で仕事をしていたのですが、あそこはみんなそれぞれが得意な分野で楽しみながら仕事をしていて、良い意味で「ハジケている」印象でした。この街は同業者同士なかなかお互いの顔が見えないので、このクラスターミーティングのようにもっと自由に会話できる場所が必要だと思います。
確かに、みんな会社にこもったきりで顔が見えないですよね。「クリエイターの街」であるこの街の住人だということを、なかなか意識できていないのではないでしょうか。
この辺りのクリエイターさんは普段どんなところに集まってらっしゃるんでしょうか。よく行くカフェとか飲み屋などありますか?
お店ではないですが、面白い会社には才能のある人が集まる傾向があります。だからこの街が有名になるためには、面白い会社と魅力的な経営者、そして実績が必要だと思います。
「ゲストが要る」とお答えになった、石井さんはいかがでしょう?
私もこの街の一員なんだという自覚がいると思います。そこで、例えばこの街の招待で有名人が来日したとか、すごいセミナーが開かれたとか、そういうことがあればこの街の集団としての意味がハッキリするはずです。
東大阪の「職人の街」のようになるのがいいです。クライアントに、この街に来たら「何かある」と思わせないと。そのためには、メディアを煽動してイメージ作りをすればいいと思います。東大阪のように、イメージ戦略を有効に使うべきだと思います。
私も広報手段は必要だと感じています。「扇町記者クラブ」を作って、この街のことがちゃんとメディアに伝わるようにしたいです。この街から何を発信できるか考えたり、他との繋がりを作るんです。
少しずれるかもしれないですが、皆さんはこの街のことが好きですか? 好きだからこの街で仕事をしてらっしゃるんでしょうか?
この街が好きだとか嫌いだとか、考えたことがありませんでした。
私は半年前にメビックを卒業して中津にいるのですが、今は「また天満に戻ろう」がテーマです。天満にはたくさんのお店があって、オンもオフも充実して過ごせるということがメビックを出てから判りました。
私は住まいも天八のほうなので、この街はとってもいい所だと思って気に入っています。
ところで、齊藤さんの「伝えること」というお答え、私はとても大切なことだと思ったのですが。
私は以前京都にいたのですが、この街は京都と比べるとクリエイティブに関する情報量がダントツに多くて驚きました。せっかくクリエイティブが集まっているのですから、一人ひとりがこのクラスターミーティングの趣旨を理解して、もっと意識することが必要だと思います。
まずは顔を見せ合うことが大切ですよね。この街のいろんな人と関わって輪を広げると、きっとそれぞれにいい事があるのではないでしょうか。
取材:野上 智美氏 真柴 マキ氏:組立通信・天満スイッち編集室(浪花町)
文責 事務局




不動産関連を中心とした広告・販促物の企画・制作およびコンサルティング。また、ウェブサイトの企画・制作・構築・運営・管理も行う。2007年には東京マーケットに進出する予定。
またひとつ変えていく。またひとつ変わっていく。

“調べて、良くする”をキャッチフレーズに、年間10億pvものアクセスログ解析を軸としたコンサルティング事業を中心に活動。また、ウェブサイトの企画・構築・設計・デザインや、SEO/SEAの企画・実施事業も行う。
ウェブは長所短所を「調べて、良くする」。アクセス分析して対策すれば必ず成功します。


次世代の情報配信フォーマット「RSS」を使ったwebサイト構築をはじめ、RSS配信を支援するASPサービス「feed suite」の提供や、次世代メルマガスタンドの「feed magazine」を運営。産創館にてRSSのセミナーを開くなど、RSSの啓蒙活動に取り組んでいる。
RSSでWebは変わる。楽しく創れるモノこそがお客様の満足に繋がると想っています。


会社や商品のロゴマーク、名刺などの各種デザイン制作や、チラシ、ポスター、看板、ディスプレイ等の販促ツールの企画・提案・制作などを行う。
今は自分も周りも楽しく笑顔で、お仕事が出来る事が一番嬉しいです。


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相手の顔が見えること〜人と接することで見えてくることがあると思っています。


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