イベントレポート

クリエイティブ・クラスター・ミーティング Vol.30

クリエイティブクラスターミーティングとは

ミーティング風景

大阪市内で活動するクリエイター同士が知り合い、情報やノウハウを交換することを目的として開催する「クリエイティブ・クラスター・ミーティング」。今年は市内各地のクリエイターの事務所などをお借りして開催します。業種や地域にこだわらず、制作やプロデュースの現場で培った経験をミーティング形式で交換し、お互いのスキルアップに繋げていきたいと考えます。

今回ミーティングの会場となったのは、大阪デザイン振興プラザです。カメラマンやグラフィックデザイナー、映像制作など9名のスピーカーが参加されました。ミーティングは、任意のメンバーがクエスチョンカードの中から各1枚のカードを引き、そこに書かれたキーワードを組み合わせてトークテーマとします。

開催日時

2009年10月30日(金)18:30〜21:30

コーディネーター
  • エサキヨシノリ氏「情熱の学校」校長&情熱メイキングプロデューサー

    エサキ氏

    純日本系と外資系の広告代理店で営業に携わる中で、各種企業のコミュニケーション活動をプロデュース。‘05年に独立し、中小企業のブランド力向上を目指して、“自社の想いをちゃんと伝えられる”会社を一社でも多く作り出すためのコンサル&セミナー事業を大阪を拠点に展開中。

スピーカー
  • 安藤 直人氏「AN GRAPHICS」代表

    安藤氏

    グラフィック・WEBデザイナー。オーガニックであたたかみのある優しいデザインを得意とする。企業や医療、介護施設などのHP、ロゴマーク、CDジャケット、イメージキャラクター制作など多岐に渡って活動。また、'07年には音楽と動物と自然を愛する人に送るデザインTシャツブランド「MUSIC ZOO」を立ち上げる。'09年「MUSIC ZOOの音楽・動物フェス」をメビック扇町で開催。

  • 池田 厚司氏「オフィスアイ」代表

    池田氏

    主な業務は、広報・PR雑誌などの企画・取材・編集・デザインなどをトータルにコーディネート。このほか、ウェブサイトの企画立案や各種取材、CM原稿の制作なども行なう。プライベートでは、弾き語りによるフォークライブを年に数回実施。毎週金曜に、インターネットのライブサイトやSNSのコミュニティを通じてライブの様子をオンライン配信している。

  • 神谷 英孝氏「(株)キー・クルー」代表

    神谷氏

    映像制作、音楽事業などを手がける総合プロダクション。スポーツ中継やLIVE撮影を得意とし、これまで数々の有名アーティストのコンサートを撮影した実績を持つ。98年の長野冬季オリンピック以降、シドニーやギリシャ、北京から全世界に配信される国際信号制作に携わる。

  • 北中 正紀氏「(株)こふれ」代表

    北中氏

    グラフィックデザインや、パッケージデザイン、POPデザイン、ディスプレイ、空間デザイン&企画など、ジャンルにとらわれず生活に役立つデザインを提供。大阪デザイン振興プラザの入所企業として、年4〜5回子供と大人が一緒に参加できるワークショップ等を主催している。大阪市立デザイン教育研究所の講師も務める。

  • 坂倉 誠氏「(株)ワンゴジュウゴ」所属

    坂倉氏

    商社勤務時代、デザイン事務所や大手広告代理店へDTPシステムを販売する営業マンとして活躍。その後、かねてから興味のあったWEB制作、開発ビジネスに取り組みたいとWEB制作会社に入社。同時に大阪オフィスを立ち上げ、現在は顧客獲得、ネットワーク作りに奔走している。

  • 立中 誠氏「motion」代表

    立中氏

    大阪芸術大学卒業後、美術デザイナーや企画制作の経験を積み、現在は映像制作、音楽製作、イベント企画等を手がける。アニメーション映像制作を得意とし、TV舞台美術の手法を用いた手作り感のある映像づくりが特徴。

  • 藤井 保氏「つくり図案屋」代表

    藤井氏

    グラフィックデザイナー。ブランディングとトータルデザインを手がける。企業や商品のロゴ、シンボルマークから会社案内、SPツールまでを企画、制作。地域活性化、産業活性化をテーマにしたプランニングやデザインにも多く携わり、6年ほどフリーペーパーの編集長も務める。

  • 藤木 紀幸氏「ジェイ・モデリング」代表

    藤木氏

    工業デザインやアルミ構造物の設計に15年携わり、その後独立。個人・法人向けのオーダーメイドのジオラマ、企画制作を請け負う。
    奈良にある西日本最大級のジオラマレストランのトータルプロデュースも行い、現在ではジオラマ制作教室の講師も勤める。

  • 藤木 秀紹氏「(株)ザム」代表

    藤木氏

    広告代理店で営業として10年間勤務後、「自分で受注したものを自分の手で納得行くまで作りたい」との想いから、独立。営業マン時代の経験を生かし、Web、ペーパー、映像、イベントなど、メディアの垣根を越えて顧客のニーズに合わせた提案を行っている。現在はWebを使った学校教育や留学支援のビジネス構築に重点を置いて活動。

第1のトークテーマ
「坂倉さんが3名を指名」×「言葉」

池田さん、立中さん、藤井さんの3名で言葉についてのトークが始まりました。

ミーティング風景

池田

僕はデザイナーとコピーライターは違うと思うのですが、最近デザイナーがコピーも書くようになってるじゃないですか。そうすると、同じ誌面の中で送り仮名がバラバラだったり、誤植も多い。言葉を大事にしていないように見えるんですよ。もっと神経を使って作ってほしいんですけどね。(テーブルに置かれているカードを指して)このカードも、ひらがなで「ことば」と書かれているけど、僕は漢字でいいんじゃないかと思います。

立中

ぱっと思いついたのは企画書で使う言葉、ですね。最近はテレビや映像、つまりイメージで育っている人が多くて、企画書も言葉をなるべく使わないように、ビジュアル化が求められているんです。そういう人たちには語っても伝わらないですし。時代の流れですかね。

藤井

言葉を差別化するべきなのか、という疑問がありますね。つまり、相手に対して使い分ける必要があるのか、自分の持っている言葉、僕なら大阪弁をストレートに出していいものなのか、その辺が難しいですね。要するに、自分の想いが伝われば、それでいいと思うんですけど。

エサキ

なるほど、第一問からちょっと難しいお題が出ましたね。これは他の人にも聞いてみたい話なので、北中さんどうですか?

北中

つい2日前に、言葉に関してすごく驚いたことがありまして。ある政治家がテレビで「君子豹変す」と言ったんです。僕はその言葉をけなす意味だと思っていて、政治家もそう思って使った。ところが、次の日の新聞に「君子豹変す、とは賢い人は過ちを直ちに改めるという意味で、相手を褒める言葉だ」と掲載されていて……これには驚きましたね。言葉はちゃんと意味を知ってから使わないと大変な目に合うことを痛感しました。

藤井

「加齢臭」っていう言葉がありますよね。僕はあれをずっと「カレー臭」だと思っていた(笑)。耳で聞いた言葉と目で見る言葉は全然違うんですよね。

エサキ

先ほど池田さんがおっしゃったように、言葉のプロとしての作業がだんだん減ってきていますよね。特にDTPが登場するなどIT化が進んだせいでしょうか、読み合わせという作業もなくなりつつありますし。そういう現状の中で、言葉の役割ってなんでしょう?

藤木(紀)

例えばある作品に、サブとして漢字一文字をそこに加える。「光」とか「音」とか。それが加わっただけで、見る人の発想、想像が広がっていくんですよ。たとえ一文字でも、使い方によっては非常に重みが持つんだな、と思います。

安藤

僕は、先ほど池田さんが「ことば」のカードを漢字の方がいい、とおっしゃってたのを聞いて、さすがコピーライターさんだなあと思いました。ただそのあと、僕はひらがながいいなぁと思って。漢字の方がいいと思われる理由を教えていただけますか?

池田

前提として、好みとか選択肢があっていいとは思うんですよ。ただ、僕の場合は漢字が基本になっていて、子供のイベントだからひらがなにしましょうか、という使い分けをしてますね。なので、この場合は、あえてひらがなにする理由もないかなと。

藤井

僕らデザイナーがデザインする場合は、絵よりも言葉からイメージするほうが多いです。もしかしたらそういうのは、世代の違いがあるのかもしれませんね。

第2のトークテーマ
「安藤さんから左回り」×「お金」

安藤

この前メビックで成果発表みたいなものがあって、藤井さんが公開していた単価が僕の思ってる単価より一ケタ高かったんです。その金額で藤井さんがクライアントを納得させて、成立してるのはスゴイなぁと思ったんですが、どういう風に説明されているのかなと、すごく気になりました。

藤井

発注された仕事で儲けるというか、つまり売り切り御免のビジネスをするよりは、仕事の範疇を拡大するようなやり方を考えます。コピーライター、デザイナー、カメラマンその他、いろんな人に参加して頂きいた方がより価値の高いカタチが提供でき、ユーザーに還元できる。そんな戦略的な話が来たときは、積極的にやっていきたいですね。

藤木(紀)

お金って人の為に使うこともできるし、使い方によっては命の危機を招いたりする。例えば子供のころにお金がなかった時は、持っている友達がお菓子を買って皆で分けていた。そういう暖かいお金の使い方が当たり前だったんです。それが20年、30年たって、今、世の中は本来のお金のあるべき姿を忘れてしまっている気がします。もう一度、原点に返ってお金の使い方を考えるべきだと思いますね。

北中

最近、中国の方からデザインを依頼されることが多いんです。デザイン料の交渉の段階で、価値観の違いで「金額をまけてくれ」とよく言われるんですね。その時は「デザインというのは、私の血と肉で作っている。あなたがまけてくれ、というのはその血と肉を削って私に死ねと言うも同然だ、ということですよ」と言う。するとものすごく驚かれるんです。かなり感覚が違うので、そうやってしょっちゅう言い合ってますね。

池田

予算とかがあるから、仕事の上でのお金って10万、5万とかキリのいい数字でまとめられてしまうことがありますよね。例えばクライアントに「予算は12万ぐらいで」と切りだすと「そこを10万でなんとか」とお願いされる。また、ギャラが5万だと低くて10万だと高いという時に「7万で」と言うと、やっぱり「できれば5万で」と言われてしまう。

坂倉

昔と今と、自分のお金に対する感覚がちょっと変わってきたと思います。貧乏な学生のときは、100円のジュースを買うのも我慢していた。でも、今は躊躇もしなくなりましたね(笑)。

神谷

サラリーマン時代、仕事の内容が自分のやりたいこととずれているなぁと悩んでいたときに、本田健さんの書いた本に出会いまして。「好きなことをしてお金を儲ける」という言葉があって、これや! と思って独立したんですね。独立して今、思うのは「好きなことをして、人一倍努力したらお金が儲かる」と書いておいてほしかったな、と思います(笑)。

立中

お金って、血液とかオイルみたいなイメージがありますね。常に流れてないとダメというか。リーマンショックのときも、止まったらエライことになりましたし。

藤木(秀)

僕はお金って、神が与えてくれた最もシンプルで最高の道具だと思うんです。今の時代、物々交換じゃ生活もできない。でも、日本の価値観では金持ちは悪、みたいなイメージがあるじゃないですか。昔話でも金持ちの悪い爺さんと心の優しい貧しい爺さんが登場して、最後に幸せになるのは必ず貧しい爺さんですよね。でも、お金って必要不可欠なものだし、もっとお金を大切にして、お金は素晴らしいんだ! というぐらいの気持ちのほうがいいと思うんです。

エサキ

なるほど、皆さんお金に対する見方や使い方など、いろんな捉えかたがありますね。

ミーティング風景

ここで一旦休憩です。
前半は難しいテーマが続きましたが、皆さん自分の経験をもとに真剣な表情でトークされていました。

第3のトークテーマ
「藤木(秀)さんが2名指名」×「南港」

藤木(秀)さんが藤木(紀)さんと神谷さんを指名しました。

藤木(秀)

僕は南港には滅多に来ないんですよ。何かのついでに寄る、ということがないので。今日も何年ぶりかっていうぐらいです(笑)。来てみるとビックリしたのが、テナントも何にもなくて真っ暗で、これがATC問題か! とよく分かりました。これはもったいないなぁ〜と。なんでもっと上手に使えないのかと思いましたね。

神谷

遠い、というイメージが一番にありますよね。だから、仕事に関して言うと、やっぱり打ち合わせとかは向こうに来てもらうよりもこちらが出向くことが多いです。

藤木(紀)

南港の立地はいいはずなのに、皆さん遠い、というイメージを持つ。中央線は手前で止まるし、乗り換えにも手間がかかるし、アクセスが悪い。これは経済効果としては大きなマイナスですよね。数年前からJRを桜島から南港まで延ばすという計画があるんですけど、これも計画だけで棚上げ状態ですよ。

北中

僕はATCに入って12年ですけど、お客さんが来始めたのは6年目ぐらいからです(笑)。せっかくアジア太平洋トレードセンターという名称のところにいて、僕はデザイナーとして何ができるんだろう、と考えて5年ほど前から東南アジアと交流を始めました。タイのデザイン大学から毎年何人かが国費で日本に留学に来るんですが、その学生を僕の事務所に呼んで交流を深めてます。

エサキ

やはり皆さん、もったいないという印象が大きいようですね。僕が思うのは、トレードセンター前駅の2つ隣には、ポートタウン東とポートタウン西っていう町があるんですが、そこには3万人が住んでるんです。町ができてもう30年たつのに、どうしてポートタウンの人間をとりこまないのかな、と思うんですよね。3万人もいるのに……本当にもったいないですね。

第4のトークテーマ
「立中さんから右回り」×「クリエイターとしての自分」

ミーティング風景

立中

デザイナーを10年前に一度辞めたときに、僕自身クリエイターとしては挫折してると思ってます。自分にはプロデューサーの立場が適してると思いますね。

神谷

僕はカメラマンですが、人に物を伝えるという大きな意味では、自分もクリエイターだと思ってます。

エサキ

例えば、クリエイターとしての神谷さんと、普段仕事をしているときの神谷さんは違うところがあるんですか?

神谷

違うところはありますね。仕事だとクライアントの意向やお金になることが一番ですし、それが自分の伝えたいものとズレるときはあります。

坂倉

僕は今までずっと営業で、2ヶ月前にこの業界に入ったばかりです。なので今は毎日が刺激ですね。最近、僕はこのままずっと素人目線で行こうかな、と思うようになりました。この年でこの業界に入ったのも何かの縁ですし、クリエイターと呼ばれる人たちと仕事をする中で、一般の感覚を持ち続ける人が1人ぐらいいてもいいんじゃないか、と思ってますね。

エサキ

クリエイターって、企業と市場を繋ぐ仲介役のような役割がありますから、その中で坂倉さんのような市場寄りの方がいても面白いですね。

池田

僕はクリエイターという言葉が気恥ずかしくてあんまり使いたくないんですけど(笑)。役者みたいなものだと思ってます。仕事によってスタイルを変えるというか、時代劇からドラマ、バラエティなど演じ分けと同じですよね。それができることが自分にとってのクリエイターかな、と思います。

北中

私は、小学校の工作教室を未だ卒業していないのです。自分のアイデアを作っていくというか、仕事にも自分らしさ、自分ならではを反映できるように楽しんでやってますね。

藤木(紀)

これだけデジタル化してる世の中で、アナログを貫きたいという気持ちがあります。自分はやっぱり作家でありたいですね。

エサキ

藤木さんはジオラマを制作されてるんですよね。ご自身を作家でありたいと思われるのは、どういう作家なんですか?

藤木(紀)

ジオラマの世界には二通りのパターンがあるんです。現実の世界、景色をジオラマ化する場合と、すでに失われたものをジオラマによって再現したり、近未来的なものを想像してジオラマの世界で人に訴える場合。両方とも必ず制作するコンセプトがあるので、それは僕の中で作家だと思ってます。

藤井

僕はクリエイターという言葉に違和感があるんですよ。人にどういった仕事をしてるのか、伝える時の便宜上クリエイターという言葉は使うのは分かるんです。でも商業的にやってるわけですから、趣味じゃない。クリエイターというと、自分の作りたいものを作っている、というイメージがあるんですよ。だから、クリエイターっていう言葉の代わりになにかないかな、と思ってます。

エサキ

このテーマを入れたかったのは理由がありまして。クリエイターという言葉を通じて自分をどのような位置に置いているのか、そこを聞いてみたかったんです。藤井さんのように仲介役という位置に置く方や、クライアント寄りに置く方、色々あると思うんですけど。

安藤

自分では違和感あっても、メビックで「クリエイターなんとか!」って大々的にやっているのを見るとやっぱりクリエイターって言っとこうかな、と思うときはたまにありますね。分かりやすい気がしますし。

藤木(秀)

この質問を見て、3つの自分があるなぁと思いました。1つは、僕は元々営業だったので仕事の依頼を受けて「こういうものを作ってください」と依頼する立場にいた。ところが、お願いしたものが自分の思ったように出来上がらない。それがものすごく不満で、「じゃあ俺が自分で作る!」と。これが独立のきっかけです。独立してからは自分で営業して仕事を取って、自分で取材してコピーを書いてデザインして。それでお客さんに喜んでもらって、上手く回ってると思っていた。それが2つ目です。3つ目は、それが実は全然ダメなことに気づいた。メビックでクリエイターさんたちと出会って、仕事を依頼するとものすごい制作物をあげてくれるんですよ。僕なんかとても及ばない、太刀打ちできないレベルです。そのときに自分はなんて中途半端なんだ、と挫折しました。この3つの自分の経験をして、クライアントさんに言われたものを作るのがクリエイターじゃなくて、自分の作家性を出すのがクリエイターなのか、どうなんだ、という悩みがありますね。

エサキ

それはものすごく難しい悩みですよね。それぞれ皆さん思うところがあると思うので、あえてまとめるようなことはしません。自分の中で色々考えていただけたらと思います。

藤井

皆さんに一つ聞きたいんですけど、家族や身内に、自分の仕事をどういう風に説明されてますか?

立中

クリエイターとは言わないですね……なんでも屋さん、ですかね。

神谷

テレビのカメラマン、ですね。

坂倉

ホームページの営業マンです。

池田

僕は文章を書いたり、写真を撮ったり、営業をしたり……、と一言では言えないですね。

北中

家ではなにをしているのかと、不思議がられてます。先日、姪の家族が僕がイベントしているところに遊びにきて。その時は子供と一緒に石に絵を描く、という内容のイベントだったんですけど、後から「あんなことをやって食べていけるわけがない」と言われました(笑)。

藤木(紀)

僕は説明するよりも、展示してあるところに連れて行って作ったジオラマを見せますね。言葉よりも、目で見て伝えるというか。

藤木(秀)

うちは社長、と言われてます。

安藤

デザインの仕事してる人、という感じですね。ちょっと遠い親戚辺りになると、パソコンに詳しい人、と言われます(笑)。

藤井

僕は最初の名刺がグラフィックデザイナーなので、それで通してますね。この質問をしたのは、これで皆さんが自分の仕事をどう捉えているのか、というのが分かるかと思ったんです。

池田

意外だったのは、クリエイターという言葉に抵抗ある人が結構多い、ということですね。

安藤

自分は違和感あっても、メビックで「クリエイターなんとか!」って大々的にやっているのを見るとやっぱりクリエイターって言おうかな、と思いますね。分かりやすい気がしますし。

藤井

クリエイターという言葉に抵抗があっても、変わるものがない。大阪発のクリエイターに変わる言葉ってないですかね。

エサキ

面白い話題になったので、これをこのまま次のお題としましょう。クリエイターに変わる言い方を皆さんに考えていただきたい。クリエイターって、普通に考えるとゼロから何かを生み出す人、創造する人という非常に高尚な感じになりますけど(笑)。

池田

クリエイティブ、なら恥ずかしくないんですよ。クリエイティブディレクター、クリエイティブディビジョンとか、役職や部署であるから抵抗がない。でも自分を形容する言葉としては恥ずかしい。ただ、この前専門学校からインターンで学生が来ましたけど、彼らははっきりと「クリエイターを目指してます」と言いますね。

藤井

若い人はよくても、僕らみたいなおっさんがクリエイターとか言うと、逆にかっこ悪いですよ。

エサキ

そこが不思議ですよね。クリエイティブ、が良くてもクリエイターになっただけでどうしてこんなに違うんでしょうか。

立中

言葉の響きがインテリチックなんですかね。東京っぽいというか(笑)。

池田

ええかっこしい、という感じですね。大阪らしくない。中身の問題じゃないんですよ、自分のやってることはクリエイターだとはっきり言える。ただむず痒い(笑)。

エサキ

浪速のクリエイターとか、そんな感じですかね(笑)。盛り上がったところで残念なのですが、そろそろ時間なので、皆さんがそれぞれがご自身をどう呼ぶか、答えを見つけてもらえばと思います。

ミーティング風景

おわりに

今回は序盤から難しいテーマが続き、皆さん頭を悩ませながらも、真剣なトークが交わされていました。終了後、この会場で行なわれた交流会でも、ミーティングさながらの白熱したトークが繰り広げられていました。

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