ブルーノ・ムナーリの創造的プロジェッタツィオーネの思想に基づくクリエイターのための基本教育ワークショップ


「イタリアのデザイン思考の原点を探る」ツアー(2015年11月29日~12月6日)のワークショップの様子

アーティスト、デザイナーであり、また優れた理論家、教育者でもあったブルーノ・ムナーリ。「芸術家はその才能を広く社会のために還元すべきである」と考えたムナーリは、子どもの感性をより豊かにする絵本・知育玩具などの作品を残したほか、晩年は、遊びを通して発見することの喜びを伝え、創造性を高める造形教育にも力を注ぎ、後に世界的に知られることになる創造のメソッドを構築する基盤となりました。このムナーリ・メソッドは、クリエイターにとっても、創造性を高める方法として重要視され、世界的に採り入れられています。

今回、メビックでは、ムナーリの愛弟子であるシルヴァーナ・スペラーティ氏にイタリアからお越し頂き、シルヴァーナ氏がムナーリから直に学んだ創造の方法を、ワークショップ形式で、クリエイターの皆さんに伝えていただきます。

ワークショップの目的

本ワークショップの目的は、参加者の皆さんが、日々の専門領域における作業から少し距離を置き、異なる視点で仕事を見直す能力を身につけることです。外から与えられる知識を吸収するだけの場ではなく、講師の導きの下でムナーリの創造の方法を体験し、それを通して各自が持ついくつかの主題を深め、自分自身が進歩していくことをめざします。参加者一人ひとりが、より創造的でより新しい創作に向かう方向に自分を開くことができるようになればと考えています。

ワークショップの視点

記号 - かつてブルーノ・ムナーリは、木と言う漢字に非常に関心を示し、それを様々な描き方で表現しました。漢字もそうですが、同じ文字、同じ記号でも書き方、描き方によって、様々な表情と意味を伝達することになります。そのバリエーションを探る中で一体何を見いだすか……。

一枚の紙 - 一見、よく理解したつもりになっている、たった一枚の紙に秘められた性質の豊かさに我々はいつも驚かされます。当たり前に目の前にあるものから、一体どれだけの可能性を引き出せるのか、そこに創造作業の一つの重要な鍵が潜んでいます。二次元のものと思っていた物が手を加えることで三次元性を身につけるだけでなく、最終的には非常に見事な「作品」がたった一枚の紙からも生まれます。よく、素材を活かすと言われますが、本当に素材を活かすとは、どういうことなのか……。

このような、ごく当たり前に思われている要素、素材を元に、無限の可能性をそこから引き出し、創造へ結びつけて行く実験的作業体験が今回のワークショップの基本です。


「イタリアのデザイン思考の原点を探る」ツアー(2015年11月29日~12月6日)のワークショップの様子

日時

2017年9月22日(金)18:30〜21:30
9月23日(土)10:00〜18:00
9月24日(日)10:00〜18:00
※全3日間(3日間連続して参加可能な方に限ります)

講師

シルヴァーナ・スペラーティ氏(ブルーノ・ムナーリ協会会長)

通訳

多木陽介氏(批評家、アーティスト)

会場

メビック扇町

定員

最大25名(要申込)
※応募者多数の場合は、事務局にて厳正に抽選を行います。

参加対象

メビック扇町「クリエイティブクラスター」掲載事業所に所属するクリエイター(クリエイティブ作業を伴いますので、制作現場でクリエイティブ業務に従事している方が望ましい)を優先します。(未掲載の場合は事前に掲載していただくことでお申込み可能です。詳しくは事務局までお問合せください)

申込締切日

エントリーは9月12日(火)をもちまして締切ました。
多数のご応募ありがとうございました。

参加可否の通知

申し込み締切日以降にメビック扇町からメールでご連絡します。

参加費

30,000円(税込み、3日間連続受講を条件とします)
要事前振込。参加者にはメールで振込先をお知らせします。指定期日までに入金が確認できない場合は辞退されたものとします。

主催

大阪市
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町

講師:シルヴァーナ・スペラーティ氏(ブルーノ・ムナーリ協会会長)

シルヴァーナ・スペラーティ氏

ブルーノ・ムナーリ氏の直弟子で、ムナーリ氏の生前はコラボレーターを長年務める。教育者であり、ブルーノ・ムナーリ・メソッド®の指導者。モンテベッロ・デッラ・バッタリアにある実家の場所に「エニシダ農場学校」(Fattoria didattica delle ginestre)を創設、自然溢れる環境の中で、創造的プロジェッタツィオーネの思想を伝授している。また、各地の学校、及び教育委員会から招かれて教員への指導にも長年携わって来た。これらの場において、創造性に関するラボを、対象に合わせて考案し、実践している他、教育的なテクストの執筆や文化イベント(展覧会など)の企画もしている。2016年春にはNHKの招きを受け、東京で一週間子供たちのための創造力を伸ばすためのラボを開き、その一部始終が『奇跡のレッスン』という番組で紹介された。メビック扇町イタリア研修ツアーでもワークショップを実施。

通訳:多木陽介氏(批評家、アーティスト)

多木氏

1962年生まれ。1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーション及びデザイン、講演、教育活動、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。著書に『アキッレ・カスティリオーニ - 自由の探求としてのデザイン』(AXIS)、『(不)可視の監獄 - サミュエル・ベケットの芸術と歴史』(水声社)、訳書にマルコ・ベルポリーティ著『カルヴィーノの眼』、プリーモ・レーヴィ著『プリーモ・レーヴィは語る』(いずれも青土社)、アンドレア・ボッコ、ジャンフランコ・カヴァリア著『石造りのように柔軟な』(鹿島出版)などがある。

免責事項

本イベントへの参加、出展者並びに参加者の責に帰す本イベント会場内での事故、出展事業者の説明内容・事業内容・経営状況、出展事業者の商品・技術・サービス及び出展事業者との商談・取引・契約などについて、公益財団法人大阪市都市型産業振興センターは何ら保証等するものではなく、これら及びこれらに基づいて生じたいかなるトラブル・損害についても、一切責任を負いません。

日時

2017年9月22日(金)18:30〜21:30
23日(土)10:00〜18:00
24日(日)10:00〜18:00

参加費

30,000円

会場

メビック扇町

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