

今回の商品に限らず、私のプロダクトは全て
「
形に対して油断していませんか?
身の周りはあなたを含めて形だらけなのに。
“形”STUDIOはモノの形を考える
補助具を作ります。
」
という理念の下にデザインされています。
空間において、互いに直交するX、Y、Z軸を想定する。それぞれの軸を中心軸に持つ半径が同じ3つの円柱が交差する領域。

あなたにはこの文章が意味する形を瞬時に思い浮かべることができるだろうか?
そして、できないとすればどのような方法で理解しようとするだろうか。
1) ブーリアンを使いコンピュータ・グラフィックで描く。
2) 立方体を旋盤で3方向から削って作る。
3) 4) 5)....
等々、方法は他にもあろうけれども、これら各々の違った物理的・視覚的アプローチの方法は全く違った情報の獲得を意味する。

そしてその獲得されなかった部分は永遠に失われる。それは“形”の認識とその“認識”の伝達である。
自分自身の何処を使って、あるいはどんな道具を使って形を認識したかによって、何を獲得したかがわかる。逆に、何を獲得したいかが明らかなとき、どんな手段を使えばよいかは演繹的に与えられる。
最初に、実に簡潔に表された文章(:形)はSECTIONの源であり、その創作のアプローチでもある。形や空間は言葉・ドローイング・模型など様々なコンセプト(概念)で伝えられる。

1968年大阪生まれ。93年修成建設専門学校卒業後、イギリスAAスクール入学。97年帰国。99年「o.t.o.形研究所」設立。04年 “形”STUDIOに改名。天童木工ギャラリー(03年 堀江)などでの個展で作品発表を行いつつ、オブジェ照明(カフェ「soya」大阪堀江)のデザイン・製作や、家具ブランド(「HAUSEN」大阪新町)へのプロダクト・デザインを行う。