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クリエイティブクラスター(株)コラゾン×(株)スマイルヴィジョン

『生活者、社会に、生み出すモノ・コト・サービスと全ての事業活動を通じて「心の豊かさ(感動)」を提供する』…をテーマに、日本をはじめ、世界にむけて、雑貨を中心とした商品の企画、製造卸、小売販売を展開する株式会社コラゾンには、2001年の創業以来、「心」と「モノづくり」への真摯な探求がありました。
今回は、「お客さまに笑顔を提供することがビジネスの原点」と考える、株式会社スマイルヴィジョンの杉若太郎さんが、コラゾン代表取締役の大村智則さんに、モノづくり…そしてクリエイターとの関わりについて伺ってみました。

コラゾンの大村智則さん(左)と、スマイルヴィジョンの杉若太郎さん(右)
創業のきっかけをお聞かせ下さい。
高校の時から、自分の会社を興したいな…という夢があり、起業のための準備のつもりで、社会人生活を5〜6年しました。
実は社名とも関係があるんですけど、「コラゾン」はスペイン語で「心」という意味がありまして、創業は2001年の8月だったんですけど、これからの時代は、モノとかお金とかブランド性だけじゃなくて、感性や、コンセプト…そういう価値観みたいなものが、求められるのではないか…という考えがありました。
雑貨をしようと思ったきっかけは?
私は最初、電機メーカーに勤めて、マレーシアに数年住んでいたんですけど、あそこは常夏の国で、四季があまりないんですね。日本だったら、あの時は鍋を食べた…温泉に入った…という記憶があるのですが、マレーシアではそれがない。日本には四季があり、それにまつわる生活、四季折々の行事もある。そういうのが日本の素晴らしいところじゃないだろうか…と感じました。それに、日本人の手仕事は素晴らしい、不良も少ないし、繊細な仕事ができる…とよく言われていたんですね。一方では「フジヤマ」「ゲイシャ」「ニンジャ」とか…変わった日本人、変な民族…とよく言われました。結構良いもの持っているのに、そういう見られ方をしていたので、「もっと素晴らしいものがあるぞ!」って世界に伝えたいな…と思いました。
海外にいることで、日本のモノの良さがわかって…そういうきっかけで和物雑貨を展開されてきたんですね。

「学生さんにインターン生になってもらって、さまざまな国籍の外国の方々にヒアリングをしてもらったところ、アジアの人達の求められる『カワイイ』と、日本人がカワイイと思うものは、かなり近い…ということがわかりました。欧米の方々は、文化的・伝統的なものが好きですね。ただ、女性に一環して言えるのは、『カワイイ』は国籍に関わらず共通していました。どれが可愛くて、可愛くないのか…洋の東西関係無く、全部同じなんですね」(大村氏)
外部のデザイナーさんに、デザインを依頼するようなプロデュースをしてみたら、面白いんじゃないかと思って、特に外国の方にデザインをしてもらって、「和」というものを、青い目で見てもらったり、違う視点で見てもらって、「和」を表現してもらえれば、日本人にとっても新しいんじゃないかな…と考えていた時代がありました。
今までよく売れたモノにはどんなものがありましたか?
スペインのデザイナーにデザインしてもらったものは、すごくカッコよかったですね。スペインもわりと柄(がら)が多くて…だから和柄も合ったんですね。それで、バッグを作りましたが、日本や米国でもよく売れまして、著名なハリウッド女優さんにもお買い上げ戴けました。

「外国のみなさんが思い浮かべる『日本』と、我々日本人が表現したい『日本』は、必ずしも一緒じゃない」…『本当のニーズ』を探るために、京都に開店した「ノレン祇園店」(写真提供:株式会社コラゾン)。
店舗の運営についてお聞かせ下さい。
あの界隈は、外国人観光客が多いですからね
当然、家賃も日本一高いぐらいなんで、ペイさせていかなければならないんですけど、そういう中でポジティブに考えるのならば、外国人に一番ウケるお店を作ろうと。そしてゆくゆくは、外国に向けて発信できるように、再度出発しよう…というのが元々あの店のきっかけなんですね。
海外を意識した発信をされているようですが、将来の展望などは?
当初は欧米の方へ、積極的に働きかけてきたのですが、やっぱりアジアの方が、これからの可能性が高まりますね。特に、我々の商品って、多少カルチャーが入っているんですね。ポップにしても、トラディションにしても。そういったものは、一人当たりのGDPの高いところでないと、なかなか受け入れられないと思うんですね。一人当たりのGDPが高くなる順番で、アジアという地域に限定し、まずは香港に照準を合わせて…と思っているところです。

MoMAで活躍する唯一の日本人アーティスト・ウノサワケイスケ氏とのコラボレーションで実現した『nonna(ノンナ)』。昔懐かしい糸電話にデザインを加え、『想いを伝える』ためのインテリアとして生まれ変わらせたこの商品は、かわいい見た目で、ペン立てやギフトボックスとしての利用もできるが、糸電話本来の機能も重視し、糸などの素材にもこだわって、日本一の紙生産地・静岡県富士市で生産されている(写真提供:株式会社コラゾン)。
メビックで取り組んでいるのは、クリエイターと企業の交流、マッチング、協力体制づくりなのですが、大村さんが求められる、クリエイターへの要望などはありますか?
う〜ん…なるほど。
クリエイターは、その価値を最大化できるパートナーだと思っているので、そういう人達と、誰に向かってモノづくりをしているのか、充分に理解しあって、そこの部分のコミュニケーションが、クリエイションの最も重要なところじゃないかと我々は考えています。そこをしっかりと話し合い、その人が持っている創造性を、そこに向かって遺憾なく発揮できるのであれば、プロジェクトとして、仕事として、すごいパワーを更に発揮できるんじゃないかと考えているんですね。
メビックの役割がとても重要になってきそうですね。
そこの中に、日本のマーケットで活躍されている方々の、アドバンテージがあるんじゃないかと思っています…繊細さであるとか、突き詰めてやるとか…そういうところを上手く見つけ出して、モノづくりを一緒に進めていきたいと考えています。
大阪市北区西天満5-13-7
近江ビル
2012年01月16日(月)
(株)スマイルヴィジョン 杉若 太郎氏
モリタ タツヤ氏