堂野コラム
2011年11月29日

早くも師走に近づきました。
今年も残すところあと1ヶ月。
まだまだやらなければならないことが山積していますので
一つ一つ着実に片付けていきたいと思います。

ところで、先日娘の高校の創立110周年記念式典に出かけました。
自分の母校の周年行事には一度も行ったことがないのに、
土曜日の早朝から気合いを入れて出かけました。
実はこの高校、今から23年前、大学院時代に社会科の非常勤講師として
1年間お世話になったことがあり、何となく思い出のある学校なのです。
しかも、式典の中で娘の吹奏楽の演奏があるとのことで、
その晴れ舞台を見に駆けつけることになりました。
場所はシンフォニーホール。凄い場所でやるんだなと感心するばかり。
伝統高の式典、どんな風に行われるのか興味津々だったのですが、
参加してみてビックリ。
パナソニックの大坪社長やジェームズ三木さんといった
有名人から祝電は届いているは、記念講演には
前アップルジャパン社長の山元賢治さんが登場するはで、
伝統校の凄さを見せつけられました。

記念講演をした山元さんの話がまた示唆に富む内容で、
現役の高校生に語りかけるような口調で淡々と話されたのですが、
特に私が印象に残ったのは、「若い時は本よりも人から学べ、
人とコミュニケーションを取るスキルを修得することが、
本から学ぶことよりより何倍も重要だ」と言われたことです。
高校時代にこの言葉を理解できていたら、
将来相当凄い人になりそうな気がしました。
おかげで、楽しみにしていたはずの娘の吹奏楽はそっちのけで
山元さんの話に聞き入ってしまいました。

私たちが学生の頃は、「本を沢山読め、しかも批判的に読め」
とよく言われたものです。
そのこと自体間違っているとは決して思いません。
大事なことだと思います。
でも、「先生や親の言うとおりにしろ」ということはよくありましたが、
「人から学べ」と言われた記憶はほとんどないのです。
「人とコミュニケーションを取るスキルを修得すること」なんて
社会人になってから考えたことのような気がします。

現在仕事をしていると、本から学ぶことより、
人から学ぶことの方が重要であることがよくわかります。
いくら知識を蓄えても、現場で使えない知識では意味が無いのです。
「人から学ぶ」ことは、単に知識の修得だけではなく、
人が持つ智恵やネットワークを享受できる可能性を秘めています。
そこには本では到底学ぶことができない無限の拡がりがあるのです。

人と人との繋がりをつくる。
このことは単に友達や仲間を増やすという意味だけではなく
人とのコミュニケーションスキルを修得し、
「人から学ぶ」姿勢を身につけることに他なりません。
人は人から学び成長する。
メビック扇町では、こんな関係が生み出される環境を創りたいものですね。

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