
インドネシア・バリ島の古材で作られた輸入雑貨を企画販売する、株式会社ドリームクリエイターの大西氏。この社名は創業前からどうしても付けたかった名前だそうです。植物本来の持つ魅力を充分に引き出し、どこか木の温もりを感じる家具やオブジェは、現地の日本人デザイナーと直接取引きできるためオーダーメイドでの製造も可能なのだそうです。お客様の夢を形にして無から創り出す、ドリームクリエイターの社名に込められた想いです。
大阪市住之江区で生まれ、大阪で育った大西氏は野球が大好きなスポーツ少年でしたが、生まれつき髪の毛が茶色だったため当時は不良のレッテルが貼られてしまい、中学・高校時代は相当な「やんちゃ」をしていたそうです。外見で人は判断する。そう感じていた大西氏は、自分は外見では人を判断しない人間になろうと思ったそうです。またバイクを買うために接客業のアルバイトをしていたことで、自分が商売人に合っていると感じたのもこの頃でした。

花屋時代
学校を卒業して就職しても、仲間と夜通し遊んでいたりとなかなか社会人になりきれなかった大西氏は、身体を壊して半年間病気に苦しみます。その後両親の紹介で入社したのは花や観葉植物を扱う会社でした。「何で俺が花屋やらないかんのや」と思ったそうですが、石の上にも3年、と働き始めた時に出会ったのが芸術的に生け花を生ける店長の女性でした。そのセンスに魅了され、自身も生け花の資格などを取る決意をしたそうです。

百貨店で植物を扱うようになり仕事が生きがいとなってきた頃、百貨店の店舗を装飾する際にバリ島の古材で作られた器やオブジェと出会います。それは伐採されてそのまま放置されている木の根を掘り出し、その根を芸術性の高いオブジェとして再生する一方で、空いた土地へ木を植えて緑化を推進し、次世代の地球へ贈るコンセプトで作られたオブジェ。環境への配慮はもちろん、飾ることで花や観葉植物が活き活きと見え、そして温かみがあって飽きが来ないフォルム、店舗空間の雰囲気を豊かに感じさせるパワーなど、あらゆる面で衝撃を受けた大西氏は、お客様からの反応も上々なことで自分が古材に惹かれる想いが確信に変わり、この商品を自分で扱いたいと思うようになります。

振り返れば植物を扱って20年の歳月が経過していました。元々商売人が向いていると思っていた大西氏は、バリ島の古材オブジェを日本に広めたい、と会社を辞めて本格的に起業することを決意します。自分の感性を信じたい。しかし、このオブジェの良さは実物を見ないことには全く伝わらないことも分かりました。「古材のよさをどう伝えたらいいのか。」大西氏は悩みます。
自分ひとりの力では、商品のよさをより多くの人に伝えたり、商品を上手に活かすことに限界があると気づいたとき、メビックの存在を知ります。クリエイターが多く集まる場所で事業を起こし、そこで出会った仲間とコラボレーションすることで、より可能性を広げて行きたいと考えたからです。メビック入所後には大手百貨店のインテリア部門との販売契約締結に成功、またWeb上での販売も始めるなど、徐々に自分の夢を形にしています。ドリームクリエイター大西氏の挑戦はまだ始まったばかりです。

バリ島の古材オブジェ
チャレンジャーズクリップ Vol.78 公開:2008年09月16日
取材 文:インキュベーションマネージャー 長川 勝勇

2009年11月末に卒業されました。
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大西 郁司
輸入雑貨, 環境装飾事業, オンリーワン商品, ブランド化, 店舗出店・拡大
「(株)ドリームクリエイター」