クリエイター・起業家支援施設「扇町インキュベーションプラザ」(株)ポジカル 白井 幹人氏・山田 将史氏

(株)ポジカル 白井 幹人氏・山田 将史氏
ポジカル理論で世の中の人を元気にしたい

兄弟のような元気な2人


山田さん(左)・白井さん(右)

昨年8月、2人の元気な若者がメビックにやってきました。兄弟のようによく似た風貌で、見るからに熱く、エネルギッシュで、周りを引き込む漫才師のような掛け合いトーク。何か起こしそうな予感がする2人。これが(株)ポジカルの白井さんと山田さんです。

「ポジカル」とは

ポジカルロゴ

社名の「ポジカル」とは、ポジティブ(positive)とロジカル(logical)の造語。「夢をロジカルにとらえ、ポジティブに発想する」こと。単なる楽観的な前向きではなく、マイナス面も考えた上で、プラス思考で本物の前向きをめざすことをモットーにしています。

良きパートナーに

そもそも2人の出会いは前職の時。白井さんが、同じ部署に配属された山田さんの営業を指南したことがきっかけです。白井さん曰く

「最初山田さんは“企画書早漏”でした。営業の基本は、顧客の話をよく聞いて、その中から課題を明確にし、解決のための提案をしなければなりません。企画書を出すタイミングは早すぎても遅すぎてもダメなんです。なのに山田さんはすぐに企画書を出して説明しようとするため、いつも隣で「まだ、まだ」と合図を送っていました(笑)」

でも、山田さんの語り口に、将来凄い営業マンになるなと白井さんは直感。予想通り3ヶ月で目標をクリアし、それ以後も2人3脚で強力タッグを組み、毎回営業目標を達成する良きパートナーになっていきました。

ラクロスから学ぶ


白井さん

もともと白井さんは体育会系のバリバリのスポーツマン。中高とバレーボール部に所属。大学時代はラクロスに明け暮れる日々を過ごしました。大学時代のラクロスは真剣そのもの。
1.全員が高い目標を共有する
2.それぞれが役割を把握して責任を果たす
3.決して馴れ合いにならない
という、チームワークを高める3つの要素を大事にし、毎日猛練習に励みました。その甲斐もあって、万年2部のチームを1部リーグにまで引き上げました。「努力をしたら必ず成功するとは限らないが、成功した者は必ず努力している」という体験をしたのもこの時です。

ある一冊の本に触発されて

それは、『100件飛び込み』から始まった表紙

卒業後、スポーツ用品販売店に勤務したもののすぐに辞め、就職情報誌の会社に転職しました。ある日、営業途中に立ち寄った本屋で一冊の本に出会うことに。「それは、『100件飛び込み』から始まった」という本です。著者が同じ業界の人だったこともあり、何度も読み返しました。それを読んでキャリアデザインを考えるきっかけになりました。独立するか、このままこの会社で続けるか、悩みました。25歳の時。結論は独立することに決めました。が、まだ時期尚早。独立に向け10年計画を立てました。30歳までの5年間は営業を学び、30〜35歳まではチーム運営、組織運営を勉強しようと決め、本の著者が役員を務めるN社に就職活動を。運良く入社が決まり、働くことに。N社では、ドリームチームを作って内部改革のリーダーとして活躍するなど、独立に向けて着々と修行を積んでいきました。

自分を知る


山田さん

一方、山田さんは、小学校から社会人に至るまでサッカー一筋。サッカー部ではキャプテンを務めたり、生徒会会長や学級委員を歴任するリーダー肌でした。大学は農学部で、バイオの研究を行っていました。研究者になりたいという気持ちもあり大学院に進み、研究所勤務を希望して食品会社に就職しましたが、研究部門ではなく生産技術部門へ配属されました。この時はじめて、自分は無から有を生み出す研究をやりたかったのではなく、示された目標に向かって突っ走る方が向いていることを悟りました。

ある工場での経験をきっかけに人生を変える

当時雪印事件で食品会社のリスクマネジメントが取りざたされている時期。地方工場の立て直しのため本社からひとりで長期派遣されることに。当時その地方工場と本社の間の関係が悪く、本社から派遣された若造の言うことなど聞いてくれる雰囲気もない中、日々積極的にコミュニケーションをとったり、率先して改善行動を行うなど努力した結果、1人ひとり味方になりはじめ、最終的には「山田のために工場を盛り上げよう」という雰囲気にまでなったとか。その後、本社の技術部に戻ったものの、刺激もなくただ漫然と過ごすことに。山田さんは、地方工場での経験が忘れられず、人と人ととがぶつかり合いながら、元気を出してひとつのものを創りあげていく、そんな仕事がしたくなり、会社を辞めることにしました。たまたま読んだ本の著者のもとで働きたいと思いN社に就職することに。その本とは、偶然にも白井さんと同じ「それは、『100件飛び込み』から始まった」だったと言います。

アイデアマンの白井さん、表現者の山田さん

打合せ風景

白井さんと山田さんは、風貌こそよく似ているものの、得意分野は全く違っていると言います。白井さんはアイデアマンで、いろんな面白い企画を提案することが得意です。一方、山田さんは、出されたアイデアを具体化し、表現することが得意とのこと。白井さんが出したアイデアをプレゼンテーションツール上に明確に落とし込むことで、企画コンペにも軒並み勝利を収め、いつしか山田さんもマネージャーの地位を確保していたとか。この頃から山田さんも白井さんとなら大きな組織を創って活動するのも良いかなと思い始めました。

セカンドライフとの出会い

セカンドライフ
セカンドライフ

白井さんは、起業するに際して何か他人がやっていない面白いことはないかなと考えていたところ、たまたまセカンドライフに出会い、山田さんに相談しました。「N社に残っていても将来ビジョンが見えないし、人生一度きりだし」また、セカンドライフの事業化の研究を進めるうちに可能性が50:50ぐらいまで上がってきた。そこで、独立・創業を決意。山田さんと一ヶ月に1回、毎月1日の夜、飲み会を兼ねて独立に向けた話し合いを始めました。2007年3月1日、ポジカルの立上げを決め、5月のGWには白井さんの家で経営合宿を組むなど猛スピードで準備を進めました。思い立ったら吉日、同年6月1日に会社を設立しました。

メビックへの入所


この街のクリエイター博覧会2007
展示風景

8月にはメビックに入所し、10月からは“この街のクリエイター博覧会”にも第5クールの出展者として参加しました。「スケジュール的にはかなりきつかったですが、いろんな人と出会うことができ、また一緒に出展した人たちとは内面的な部分も解りあえたような気がして、本当にメビックに来て良かったと思っています。」と笑顔で話してくれる山田さん。ポジカル理論の実践者です。

ポジカル理論で世の中の人を幸せに

「今後は、世の中の人を1人でも多く元気にするため、ポジカル理論を広めていきたい。セカンドライフも時が経てばいずれは陳腐化してしまう。でも、持ち前の本物の前向きさで、常に新しいことに挑戦し続けていると思う。」と話す白井さんの目は煌々と輝いていました。今後の活躍に大いに期待したいと思います。

聞き手:インキュベーションマネージャー 堂野 智史(2008年01月22日公開)

(株)ポジカル

ポジカルロゴ

住所

〒530-0052
大阪市北区南扇町6-28
水道局扇町庁舎3F メビック扇町 C-8

TEL

06-6364-3956

FAX

06-6364-3957

URL

http://www.posical.com/

代表者

白井 幹人

扇町クリエイティブクラスター登録ページ

セカンドライフ, 採用支援, 新卒採用, 教育研修, 人材育成
「(株)ポジカル」

Copyright © 2008 Ogimachi Incubation Plaza All Rights Reserved.