てなもんやシステムズ(株) 進藤 照夫氏
いかにも関西人と言う感じの進藤氏は、昭和34年大阪生まれの大阪育ち。メビック入所後も元気いっぱいで頑張っておられますが、実は若い頃からかなりのご苦労をされてきたようです。
中学に入学後、剣道を始めた進藤氏。高校入学後も剣道部で頑張っていましたが、高校2年の時にお父さんが失踪。家計を助けるためにアルバイトをすることとなり、好きだった剣道を残念ながらやめねばなりませんでした。
何か手に職をと考え「これからはコンピューターの時代だ」とコンピューター関係の専門学校に入学。早朝と夜間にアルバイトをしながら通い続けました。

その甲斐があって大手電気メーカーのシステム会社に入社。技術営業として6年間、主にオフィスコンピューターの導入、業務改善提案、基幹業務システム化など、今で言う企業に対するIT化支援を中心に仕事をされていました。この経験が現在の事業に大きな影響をもつこととなります。
その後もソフトハウスのシステム営業での販売システムやパッケージ販売を経て、大手企業をクライアントに持つ会社で汎用系ハードの販売を16年間続け、IT業界に24年間、一貫して技術営業のプロとしてやってきました。
一方、幼なじみで現在の事業パートナーは、ダンボールなどの包装材料を企業に納入する会社で勤務。自社が販売管理システムを導入したことをきっかけに、「ITは会社の営業ツールとして武器やし便利やでー」と取引先にIT導入支援をはじめていたそうです。

進藤氏はその話を聞いて「みんな困っているんやなあ」と思い、ご自分の経験を活かして何とか役にたつ方法はないかと考えていた頃、参加した創業セミナーをきっかけに起業家への道を探り始めます。
大阪産業創造館の創業準備オフィスへ入所した進藤氏。そこでのワークショップで、自分の強みをさらに強化した必殺技の習得に励みます。IT化へのきっかけとなる「くさび商品」を持つ必要性を感じたからです。
進藤氏が「くさび商品」と位置付ける「Web販売サイトの構築提案」は、中小企業のオーナーにとっては非常に分かり易く簡単・低価格なものです。メビック扇町に入所後も、創業準備オフィスで出会った人たちと協業して、よりよいIT化支援システムを作っています。
独立して約一年、基幹パッケージシステムは出来上がりました。今後はさらに使いやすいツールとして、コミュニケーション・ネットワーク・モバイル化に対応できるように「IT小槌」を持って広げていく提案をしていきます。

てなもんやシステムズの使命は、単に中小企業のIT化支援だけでなく、安価で使いやすいシステムを用いて大手企業と肩を並べるまでになること。情報システムのアウトソーサーとして中小企業から必要とされ、喜んでもらえる存在となる「てなもんや」ブランドを目指し続けます。
聞き手:インキュベーションマネージャー 長川 勝勇(2006年03月24日公開)

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進藤 照夫
「てなもんやシステムズ(株)」