
「チャレンジャーズクリップ」は、メビック扇町に入所している「起業家=チャレンジャーズ」をメビック扇町スタッフの視点で紹介するインタビュー記事です。

大阪のデザイン会社で3年務めたあと、東京の広告制作会社に行き、アートディレクターの仕事を6年間していました。東京の制作会社は大企業と直でしか仕事をしないというポリシーを持っているところで、そこではクライアントと深くつながりを持って仕事を続けていくこと、営業、デザイナー、コピーライターが一体となって仕事をしていくことについて学んでいました。
ただ、クライアント企業が大きすぎて、自分が作った制作物がどれぐらいクライアントに貢献したのかが分かりにくかったので、自分のデザインがビジネスとダイレクトにつながって見える仕事をしよう、と独立を決意しました。

2005年8月末に大阪に越してきて、産業創造館の準備オフィスに入居しました。クライアントがいないところでの、ゼロからの出発です。そこで起業を目指す熱い人たちに出会いました。そして毎日毎日、経営や販売、マーケティングなどについて起業家の仲間や専門家・コンサルの人たちと話し合いました。
デザイナーはデザイン以外にブランド構築、マーケティング、販促など、経営のあらゆる側面のことを知らなければいけないと考えていたので、ここでいろんな人たちと出会い、いろんなことを吸収できたことは貴重な経験でした。
入居当初から、以前の知り合いや入居者仲間からの仕事の受注が増えてきました。積極的には営業をしていなかったのですが、売上に貢献できる仕事をしたことで、新たな仕事、新たな紹介にもつながっていきました。かなり忙しくなって一人ではこなせなくなり、メビック扇町に応募して事務所を持ちました。現在私を入れて5人のスタッフで回しています。

店舗コンサル、販売コンサルもやっている以上、自社のブランドづくり、販売計画も綿密にやっています。売上が上がっていない人が人の売上を上げるというのはおかしな話ですからね。今はお客さんが期待した以上のものを出すということを心がけています。そうすれば、お客さんに次も頼んでいただけますし、他の人にも紹介していただけます。
一般的なマーケティングでは消費者側の分析を重視しますが、ブランドという視点ではそれだけではダメだと考えています。クライアントの会社の理念、夢を凝縮させていくと、おのずとそこに合うターゲットは見えてきます。このお店はこういう人に売るべきだ、と。
そこから適正な販売促進、広告、店作りのプランを立てて、少しずつ試していきます。この仮説と検証のプロセスを繰り返しながら、いつどこで大々的に広告を展開していくかを考えていきます。
クライアントには、一緒に作っていくというスタンスを取っていただいています。丸投げして何かやってくれ、というクライアントでは、売上を上げるのも、ブランドイメージを作るのも難しいと思っていますので。

自分自身、複数の案件が同時進行していて、今は時間がないですね。それでも出来る限り、自分の頭の中にあるものをきっちりと社員に伝えるように心がけています。あらゆる局面において、適切なソリューションとは何か、について常に考えてほしいからです。ランデザインは絵づくりの会社ではなく、ビジネスパートナーとして存在したいですね。
チャレンジャーズクリップ Vol.46 公開:2006年02月21日
取材 文:コラボレーションマネージャー 山納 洋

※2007年12月末に卒業されました。
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浪本 浩一
ブランディング, 企画, 編集, ライティング, ネーミング
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