「そのとき高山が動いた!」TTDesign 高山 理氏クリエイター・起業家支援施設「扇町インキュベーションプラザ」

メビック扇町の起業家紹介「チャレンジャーズクリップ

「チャレンジャーズクリップ」は、メビック扇町に入所している「起業家=チャレンジャーズ」をメビック扇町スタッフの視点で紹介するインタビュー記事です。

そのとき高山が動いた!
TTDesign 高山 理氏

独立しても仕事を廻すよ!

高山氏

高山氏が独立しようと思ったのは、勤めていた会社をやめようと考えていた時に、クライアントから「独立しても仕事を廻すよ!」と背中を押されたことがきっかけだった。

デザインでメシが食えるか!

子供の頃から、なにかと作ったり描いたりするのが好きだった高山氏は高校を卒業する際、「デザイン関係の勉強がしたい!」と家族に伝えたが、「それでメシを食っていけるのか!」と一蹴。しかたなく就職に有利と思われる電子工学科に進学した。在学中は機械いじりとバイトの毎日。卒業後には電力会社にシステムを卸す会社に就職した。

これが本当に自分のやりたいこと?

システムチェックや工程管理を日々行い、それはそれなりに楽しく、比較的安定した生活を送っていた。しかし、3年の月日が流れた頃、「これが果たして自分のやりたいことなのか?」と感じ始めた。そして悩んだ挙げ句、1年後の1996年にこの会社を退職し、デザイン会社に就職した。

アナログからデジタルへの移行期に転職

ちょうど、デザイン業界はアナログからデジタルへ移行しつつある時期で、前職でパソコンや機械に馴染んでいた高山氏は、なんなくパソコンでの作業を受け入れ、流通関係のデザインを担当していた。

ルーティーン作業で学んだことが、今役に立っている

高山氏とスタッフ

当時はルーティーン作業ばかりで、この仕事ができることをあまり感謝していなかったのだが、その後、デザイン会社数社を渡り歩く中で、この会社で学んだ基本的な技術が非常に役に立ち、いまとなっては大変感謝しているという。

この仕事、つづけられるだろうか…

メビックに入居する前は、自分の中で、今後もデザイナーとして続けていけるのかどうか非常に悩んでいた時期だった…。独立後も、独立を勧めてくれた企業からは定期的に仕事をもらい、仕事は順調であった。しかし、徹夜続きで、ひたすら仕事をこなす中、「この仕事を5年先、10年先までつづけられるだろうか…」などネガティブな発想がどんどん湧いていた時期だった。

このままでは取り残されてしまう…

もう一つ、高山氏をネガティブな発想に追い込んでいた原因は、事務所のマンションの一室で、クライアント以外の人脈のない中、ぽつんと仕事に没頭していた自分を客観視した時に、「これじゃ、周辺環境の変化に気づかないまま、置いていかれてしまう!」という恐怖心だった。

これはきっと運命だ!

高山氏

そんな中、何気なく大阪産業創造館が運営するサイト『商談上手』を見ていた時に、メビック扇町へのリンクを見つけた。ふと覗くと、「入居者募集中!」の案内。しかし、締切は翌日17時。「これを見つけたのは運命としか思えない!とにかく応募してみよう!」そう決めた高山氏は、翌日さっそく応募。…そして紆余曲折の審査をくぐり抜け、入居する運びとなった。

成果報告会に参加

ただ、メビック入居後、高山氏のマインドは少し上向いていたが、まだまだ迷いの中にあった。しかし、とにかく情報を収集していこうと考えていた入居まもない頃に、メビック扇町入居企業の成果報告会が開催されたので何気なく参加した。その日の成果報告会の発表者は、有限会社アイシス(4F 402)の香川亮子氏、ゴーベックストレーダース(3F D-2) の岡村剛氏、有限会社湧元(3F E-4)の池田豊氏の3名であった。

起業家仲間の経験談を聞く

発表の中で、香川氏は自社商品に使えるシステムを数年かかって探し続け、それでも見つからず、落ち込んでいたときに、アイビーエッジ株式会社(4F 411)の鈴木創氏の発案に助けられたこと。岡村氏、池田氏は共に、日本と外国との間で、自社のサービスを成功させようとがんばっているという話しを聞いた。

なんでこんなことで悩んでたんだ?

高山氏とスタッフ

発表を聞いた高山氏は「自分がやっていることは余りに小さく、なんでこんなことで悩んでいるんだろう!?」といままでの自分の悩みが本当に取るに足らないものだと感じた。そして、「今ある仕事をしっかりこなす一方で、今、しなければならいことと、自分がしたいこととの時間配分をコントロールしながら、自分の最終ゴールをみつけていこう!」と自然とポジティブな考え方にかわったという。

一気にマインドチェンジ

そうマインドチェンジした高山氏の行動は早く、入居企業は疎か、インキュベーションマネージャーが3階に連れてくるお客さんを見つけては、名刺交換を重ねた。その中にいたコピーライターの方と新たな仕事が始まったり、向いに入居している戦略システム有限会社(3F E-1)の李氏とは、自社がホームページをデザインし、システムを李氏にお願いするというコラボレーションも生まれていると聞く。

もう迷いはない

TTDesign ロゴ

今後どうしていきたいのか、という問いに、「まだまだ数年先の自分は正直、今の段階で見えていない。しかし、短期的な目標としては、法人でないと、入り込めない企業もあり、また、個人としての限界も感じつつある中で、まず法人化をして顧客を広げていきたい。」ときっぱり。少なくとも、もう、高山氏に迷いはない!!

チャレンジャーズクリップ Vol.45 公開:2006年02月07日
聞き手 文:インキュベーションマネージャー 増田 たくみ

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TEL

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FAX

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URL

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代表者

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