本当は起業なんてしたくなかった。でも…起業してよかった!
アルバート(株) 塩田 修一氏

「情報建築士」という仕事人

塩田氏

IT業界というと、何か最先端の仕事と言うイメージがありますが、実際は「人海戦術」の業界で、まだまだ遅れています。システムエンジニアの仕事は、大工さんが扉やキッチン、トイレやお風呂など、いろんなパーツをくっつけて家を作るのと同じく、プログラム、データーベースなどのパーツをくっつけていく仕事です。ですから、私達は IT Architecture「情報建築士」なのです。

安定よりも変化に挑戦したい

学校卒業後、大手生保のシステム会社でSEをしていましたが、石橋を500回たたくような仕事でした。世の中が物凄いスピードで変化していて、「エンジニアとして新しいことがやりたい」と転職、小回りのきく中小企業に就職したのですが、先行きに不安を感じ2年で退社して6ヶ月間失業状態でした。

人生を変えた妻の一言「社長夫人になりたい」

塩田氏

その頃、知人や友人が次々と起業していくのを横目に、就職面接を受けていましたが、 結果はどの企業からも「ぜひ来てほしい」といわれ、かなり高額な年棒を提示されることも。「まだまだ自分には価値があるんだな」と思っていた頃、家で友人から借りてきた独立するための本を読んでいるときに、妻から「あんた会社作るの?」「私は一度社長夫人になってみたいわ」…この一言で起業を決断しました。

有限会社設立、そして株式会社へ

2002年1月、前身の有限会社システム・ウイーバーを設立し、いよいよ起業家の仲間入り。知人などの人脈をたどって仕事を請け負うスタイルで営業、開発をやっていましたが、 一つ一つの受注案件は黒字のはずなのに決算書はなぜか赤字。経営というのは経費がかかるものだと改めて思いました。

尊敬するアインシュタインの名前から

albert ロゴ

そして2005年4月、出資の話を機会に増資して株式会社へ組織変更。社名も尊敬するアインシュタインの名前から、アルバート株式会社としました。

受注金額や内容が変化

塩田氏とスタッフ

これまで蓄積してきたWebシステムを横展開することで受注増加に対応できるようになりました。株式会社になってからは、以前より一桁金額の多い仕事の受注が増え、大手企業との直接取引もできるようになりました。それだけこの業界は発注者の目が厳しいのだと感じます。おかげさまで優良な案件が多く受注できるようになり、さらなる目標が沸いてきています。

塩田=ハゲチャビン=修一の夢「アナログの世界で生きる」

妻からはハゲチャビンという愛称?で呼ばれていますが、それでも社長夫人の夢はかなえてあげられました。さあ今度は私の番です。今の事業を大きくして株式を上場させ、8年後の45歳でめでたくセミリタイア。そして1年間勉強して自動車整備の技術を得て、その頃には主流になっているであろう電気自動車には全く関心を持たない頑固じじいとなって、古いガソリン車をピカピカに修理して走らせています。「デジタルではない、アナログの世界で第2の人生を楽しみたい」その夢への想いは日に日に強まっていて、今の私の原動力となっているのです。

チャレンジャーズクリップ Vol.28 公開:2005年06月14日
取材 文:インキュベーションマネージャー 長川 勝勇

アルバート(株)

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代表者

塩田 修一

※2006年4月末に退所されました。

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